関大生の受験体験記

一般入試の合格体験談

家嶋 大智 さんシステム理工学部 グリーンエレクトロニクス工学科 1年次生
(岡山/就実高校出身)

2026年度取材

関西大学 システム理工学部 グリーンエレクトロニクス工学科へ出願を決めた理由を教えてください。

環境に配慮した電子技術と、海外での学びにひかれて。

高校生の時から、将来はITエンジニアのような仕事に就くことを漠然と考えていました。ただ、具体的に何を学びたいかまでは決まっておらず、大学進学について本格的に考え始めたのは高校3年生になってからです。春に地元で開催された大学合同説明会に参加し、関西大学のブースを訪れました。そこで、システム理工学部に新しく、AIや半導体について学べるグリーンエレクトロニクス工学科が開設されることを知り、その学びに興味をもちました。

それまで半導体について詳しく知りませんでしたが、スマートフォンやタブレットなどの身近な電子機器に欠かせないモノだと聞き、その製造技術についてもっと知りたいと思いました。特に、グリーンエレクトロニクス工学科では、デジタル技術の発展だけでなく、環境への負荷を抑えることも重視している点に魅力を感じました。また、海外の人々との交流にも興味があったため、関西大学では、2年次や3年次に理工系学部独自の海外研修の機会があることもひかれた理由の1つです。大阪の大学に進学したいという希望もあり、関西大学を第一志望に決めました。

家嶋さんの受験スケジュール

  • START

  • 高校3年生 4月

    • 複数の大学が集まる合同説明会に参加。半導体に関する学びに興味をもち、関西大学 システム理工学部 グリーンエレクトロニクス工学科を第一志望に決める。
  • 高校3年生 6月

    • 12月から過去問題に取り組めるように、逆算して学習スケジュールを立てる。
    • 関西大学の数学と物理の過去問題を見て、出題傾向を調べる。
    • 英語は単語や熟語を覚え始める。
  • 高校3年生
    7月〜8月

    • 関西大学のオープンキャンパスに参加。
    • 数学と物理の参考書を一冊終えるも、最初の方の内容を忘れてしまうことに気付く。
    • 英語は、関西大学に特化した参考書で勉強する。
  • 高校3年生
    9月〜10月

    • 間違えた問題を翌日、3日後、1週間後と、日を空けて繰り返し解き直す方法を取り入れる。
    • 関西大学の「実力アップセミナー」「英語対策講座・入試説明会」に参加。英文を読む際の考え方を学ぶ。
  • 高校3年生 12月

    • 過去問題に取り組み始める。
    • 英語は基礎に戻って復習し、数学と物理は間違えた問題を繰り返し解き直す。
  • 高校3年生 2月

    • 一般入試本番!
    • 一般入試で関西大学 システム理工学部 グリーンエレクトロニクス工学科に合格!

受験勉強はどのように進めましたか?

学習の優先順位を決め、間違えた問題は日を空けて解き直す。

部活動を引退した高校3年生の6月ごろから、関西大学の入試で出題される、英語・数学・理科の3教科の受験勉強を始めました。理科は物理が得意だったため、物理の1科目に絞って勉強していました。当時は模擬試験でD判定が続いている状況でしたが、まずは関西大学の過去問題に12月から取り組むことを目標にしました。そこから逆算して、どの分野をいつまでに勉強する必要があるかを考え、優先順位をつけて学習計画を立てました。

数学と物理は、いきなり過去問題を解くのではなく、まず過去5年間分くらいの問題に目を通して、よく出題される分野を調べました。高校で習った順番通りに進めるのではなく、出題頻度の高い分野から優先して勉強に取り組むことで、限られた時間を有効に使おうと考えたからです。夏休みは、数学と物理の参考書をそれぞれ一冊終えることを目標にしました。しかし、一冊を終えることに集中するあまり、最初に勉強した内容を忘れてしまっていることに気付きました。そこで、ただ問題を解くのではなく、間違えた問題を繰り返し解き直す方法に変えました。
具体的には、間違えた問題のページ内に翌日、3日後、1週間後の日付を書き、その日が来たらもう一度同じ問題を解くようにしました。一度解説を読んで理解したつもりでも、時間を空けると解けないことがあったため、反復して、確実に知識が身に付いているかを確認することを大切にしました。
英語は、まずは基礎を固めるために、単語や熟語を覚えることに注力しました。8月からは関西大学の英語に特化した参考書も活用し、長文読解の練習を重ねました。間違えた問題は答えを確認するだけで終わらせず、なぜ間違えたのかを考えて復習しました。

勉強時間を増やすことだけでなく、出題傾向を踏まえて優先順位を決め、覚えられていない内容を繰り返し復習することが、自分にとって効果的な勉強方法だったと思います。
また、8月には関西大学のオープンキャンパスに参加しました。実際のキャンパスを見て、雰囲気の良さを実感したことで、合格に向けてよりがんばろうという気持ちが強くなりました。

関西大学の入試に向けて、どのような対策をしましたか?

「英語対策講座」で解き方のヒントをつかみ、過去問題で弱点を克服。

関西大学の英語で出題される長文読解は、特に対策が難しいと感じていました。そこで、関西大学が開催している長文読解を学べるイベントに参加することにしました。9月にLIVE配信にて「実力アップセミナー」に、11月には岡山で開催された関西大学の「英語対策講座・入試説明会」に参加しました(今年は11月8日(日)開催)。予備校講師の解説で印象に残ったのは、英文を読むときの着眼点です。例えば、文整序問題では代名詞や接続詞に注目することや、一般論の後に逆接を使って主張を述べる文章の構成などを学びました。それまでは解き方がわからなかった問題も、どこに注目すればよいかを意識することで、答えへの糸口を見つけられるようになりました。講義資料は何度も見返し、書き込みをしながら復習しました。

12月からは計画通り、過去問題に取り組み始めました。物理は手応えがあった一方、英語は目標としていた得点に届かず、数学では記述式の解答に慣れていないという課題が見つかりました。そこで英語は単語や英文解釈など、基礎に戻って復習しました。数学は答えまでの解く過程を記述できるよう練習を重ねました。物理は、一通り解いてわからなかった問題に印をつけ、翌日はその問題の復習から始めるようにしました。
また、過去問題に取り組む際は本番を意識して時間配分にも注意しました。得点だけを見て一喜一憂するのではなく、間違えた問題や解答に時間がかかった問題を確認し、次の勉強で何を優先すべきか考えるようにしました。過去問題を解いて終わりにせず、自分に足りない部分を見つけ、できることを一つずつ増やしていくことを心掛けました。

入試方式はどのように選び、入試期間を過ごしましたか?

得意な物理を生かせる方式を選び、試験のない日には復習に集中。

受験日程は、2月2日・5日・7日の3日程に出願しました。システム理工学部の入試は、日程ごとに英語・数学・理科の配点バランスが異なり、理科も方式によって受験科目数が異なります。理科は化学を受けずに、得意な物理だけで受験できる方式を選択しました。そして、特に理科の配点が高い5日と7日に力を発揮したいと考えていました。
初日の2月2日は緊張が大きく、思うように解けずに焦ってしまいました。試験後はうまく解けなかった部分を振り返り、次の試験に向けて復習しました。その結果、5日は2日より落ち着いて解くことができ、7日も自分なりに力を出せたと感じました。試験中は、手が止まると焦りが出てしまうため、深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、目の前の問題に集中するようにしていました。

普段から朝型の生活で、夜10時半には勉強を切り上げていたため、入試期間も生活リズムを変えないようにしていました。試験のない日は、新しい問題に手を広げるよりも、これまで解いた問題の復習を中心にし、自信をもって本番に臨めるようにしました。
合格がわかったときは本当に嬉しかったです。自宅で父と一緒に発表を見ましたが、隣で父が涙を流してくれたことも印象に残っています。

関西大学で今、がんばっていることを教えてください。

専門的な学びを深め、グローバルに活躍できるITエンジニアへ。

入学して特に印象に残っているのは、「グリーンエレクトロニクス概論※1」の授業です。学科の先生だけでなく、半導体関連企業の方や環境問題の専門家など、さまざまな分野の方から話を聞くことができます。半導体についてはまだ難しいと感じることも多いですが、回路を作る実験や、実験で今後使用するクリーンルームの見学などを通して、学科ならではの専門的な学びが始まっていることを実感しています。これから授業や実験を重ね、知識を深めていくのが楽しみです。

また、海外への興味や英語を使えるようになりたいという思いから、物理学や情報工学などを英語で学ぶ「Foundations of Engineering Science※2」という授業も受講しています。2年次や3年次には、理工系3学部の学生を対象とした海外短期留学プログラムにも挑戦し、異なる環境で学ぶ経験も積みたいです。専門知識や英語力を磨き、将来はグローバルに活躍できるITエンジニアをめざしたいと思います。

※1「グリーンエレクトロニクス概論」は、半導体技術と環境問題の関わりや、環境問題の解決に必要な技術について学ぶ授業です。学科の教員や企業、環境問題の専門家などによる講義が行われます。※2「Foundations of Engineering Science」は、数学・物理学・機械工学・電気電子工学・情報工学の基礎を、身近な科学技術を題材に英語で学ぶ授業です。

受験勉強をがんばる、高校生にメッセージ

不安を自信に変えられるまで、自分に合った勉強を。

模擬試験の判定はずっとD判定で、塾にも通っていなかったため、この勉強方法や進み具合で合格できるのか、受験勉強中は不安でした。応援してくれる家族の期待に応えられなかったら申し訳ない、という思いもありました。それでも、判定だけを気にするのではなく、自分に足りないところを見つけ、何がわからないのかを考えながら勉強を続けました。そうして自分の課題に合わせて勉強方法を工夫することが、自分には合っていたと思います。不安を抱くことは悪いことではなく、勉強を重ねることで「これだけやった」という自信につなげていくことが大切だとも感じました。関西大学での大学生活を思い描きながら、最後まで自分のペースでがんばってほしいです。

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