関大生の受験体験記

一般入試の合格体験談

高浪 皐衣 さん文学部 1年次生(大阪/和泉高校 出身)

関西大学 文学部に入学を決めた理由を教えてください

入学後に幅広い選択肢から
自分の興味のある分野を見極められる制度に惹かれた。

進学を考え始めたのは高校2年生の終わり頃。将来やりたいことが決まっておらず、どの学部を志望するか悩んでいました。そこで自分が「今」興味のあることは何だろうと考えた時、日本史、心理学、哲学が思い浮かびました。大学を調べていくと、関西大学文学部にはそのすべての学問が揃っていることを知りました。また、『専修制』という制度を導入している文学部は、1年次に16専修に関連する好きな授業を受講した後、2年次でより深く学びたい専修を選択できるシステムであったため、大学入学後に自分の興味ある分野をじっくり考えられる点にも魅力を感じました。
高3の夏休み前まで国公立大学との併願受験も考えていましたが、苦手な理系科目の勉強に時間を費やすよりも、文系3教科に絞って勉強する方が良いと思い、複数の試験日や方式を工夫して関西大学に合格する確率を上げようと受験計画を立てていきました。

受験科目はそれぞれどのように勉強しましたか?

一つずつやりきり、ボロボロになった教科書が自信に。

英語は、文法と長文が苦手だったので、塾で薦めてもらった英文法のテキスト一冊を完璧に解けるようにしていました。具体的には、まず長文を解く際に時間を計り解答。その後、答えを見ずにすぐに同じ問題を、次は時間を計らず解答していました。2回同じ問題を工夫して解くことで、長文を読むスピードをつけることと文法などの実力を試すことの2つの対策ができました。一日一題、この方法で長文問題解くことで、苦手な英語の対策もできたと思います。
国語は、古典が得意だったため、難しい問題も解答できるように単語帳を一冊完璧に覚えるようにし、現代文では、文章をきちんと理解するため、接続詞に印を付けながら読むなどの工夫をしました。また、関西大学の問題を解くときは、設問から読むなど、自分なりの攻略方法を実践しました。
日本史は、教科書をよく読み込んで勉強しました。塾のテキストで教科書に載っていない問題があれば、その答えを余白に書き込み、教科書一冊にすべての知識が詰まっているようにしました。
人によって自分に合う勉強方法は異なると思いますが、同時に複数のテキストに手を出すのではなく一つのことに集中する、一つをやり切ってから次に進む、という勉強方法が自分には合っていたように思います。試験当日、ボロボロに使い倒したテキストや教科書を持参し確認することで、「ここまでやったんだから大丈夫!」と自信を持って挑むことができました。

過去問題への取り組みや受験前の勉強について教えてください

自分に合った解き方や弱点を見つけて、受験に備える。

塾の先生からの「過去問題は、まず出題傾向をつかみ、基礎を固めた後に演習として取り組んで自分の不足している部分を明らかにさせると良い」という助言もあり、夏休みに一度、問題構成や傾向を把握するだけにとどめ、基礎固めに打ち込みました。本格的に過去問題を解き始めたのは年明け1月からです。国語なら現代文より得意な古典を先に解くようにしようと考えたり、英語はパラグラフ整序がまだまだ苦手だと気づき、対策を増やしたりと、自分に合った解き方や、弱点を見つけることができました。周囲には早い時期から過去問題に取り組む人もいて不安もありましたが、自分にとってはこの方法が、受験当日に最大限力を発揮できることに繋がったと感じています。
また12月末に関西大学主催の『受験直前トライアル』という入試対策イベントがあり、オンラインで参加しました。現時点の学力の確認やモチベーションアップに役立つので、こうしたイベントを効果的に取り入れるのもおすすめです。

複数日での受験について、方式など内訳を教えてください

得意科目を生かす同一配点方式も利用して、6日間の受験。

関西大学の一般入試は、学部にもよりますが最大7日間設定されています。私は文学部の3教科型を3日間、3教科型【同一配点方式】で1日間、政策創造学部の3教科型を1日間、3教科型【同一配点方式】を1日間と、合計6日間受験しました。政策創造学部については、高校3年生の夏に行ったオープンキャンパスで興味を持ち、関西大学に行きたい気持ちも強まる中で併願を決めました。
文系の3教科型が英語200点+国語150点+選択科目100点=450点満点のところ、3教科型【同一配点方式】は英語150点+国語150点+選択科目150点=450点満点になります。英語は問題によって結果に波があったため、得意な日本史を生かしたいと思い、この方式でも受験しました。

6日間の受験はどのような気持ちで臨みましたか?

ゆとりを持って、一日一日新鮮な気持ちで臨むことができた。

連日受験するのは大変なのでは…と周りから心配されましたが、受験が1日だけの方が個人的にはプレッシャーを感じてしまったかもしれません。気持ちにゆとりを持って受験することができました。試験の手応えは、その日の問題によって異なりました。複数日程受けていたため手応えを感じなかった日は「たまたま問題との相性が悪かっただけ、明日は大丈夫」と気持ちを切り替えて、一日一日新鮮な気持ちで臨むことができたと思います。
結果は、文学部と政策創造学部どちらにも合格することができました。最後の最後まで悩みましたが、もともと希望していた文学部への進学を決めました。今は様々な分野に興味があり、日本史、世界史を中心に勉強を深めつつ、入学前には視野に入れていなかった文化共生学や国語国文学にも興味を惹かれています。関西大学で新しい学びとの出会いを楽しみ、自分の未来を見つけていきたいと思っています。

受験勉強を頑張る、高校生へメッセージ

周りと比べずに、自分のベストを見つけて。

周りの友達と勝手に比べて、私ももっとたくさんの時間勉強しないと、もっとたくさんの問題を解かないと…と気持ちばかり焦っていました。実際、学校や塾で勉強するとどうしても周りが気になってしまうので、家のリビングで勉強することが多かったです。協力してくれた家族には感謝でいっぱいです。
受験は、周りと比べても何にもなりません。他の人のやり方を真似たところで、自分に身につく力は決まっています。受験勉強をすすめる中で、そう気づき「自分で着実に勉強した分だけが確かな力になる、比べるなら昨日の自分だ」と考えるようになっていきました。
勉強の仕方、問題の解き方、受験日程の組み方。自分のベストを引き出せる方法で、関西大学の受験を突破されることを願っています。

高浪さんの受験スケジュール

  • START

  • 高校2年生 冬

    • 自分の学びたいこと、大学や学部についてリサーチを始める。
  • 高校3年生 春

    • 塾に通い始める。
    • 受験を私立大学の一般入試に絞る。
  • 高校3年生 夏

    • 部活動をやりきり、引退。本格的に受験勉強を開始。
    • 関西大学のオープンキャンパスに参加して、モチベーションを上げる。
  • 高校3年生 冬

    • 関大英語対策をオンラインで受講する。
    • 年末年始から過去問題を解き始める。
    • 関西大学 一般入試受験!
    • 一般入試で関西大学文学部、政策創造学部に複数合格!

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