関大生の受験体験記

総合型選抜 AO入試の合格体験談

小澤 翔大 さん環境都市工学部 都市システム工学科 1年次生
(静岡/静岡県立藤枝西高校出身)

2026年度取材

関西大学 環境都市工学部へ出願を決めた理由を教えてください。

気象現象への探究心を、防災や都市づくりの学びにつなげたい。

小学生のころ、台風や豪雨が怖くて「なぜこんな現象が起こるんだろう?」と調べ始めたことから、気象の仕組みに興味をもつようになりました。高校2年生の終わりごろに進路を考え始め、地球科学や環境分野を学べる大学を検索したり、パンフレットを取り寄せたりする中で出会ったのが、関西大学 環境都市工学部 都市システム工学科です。

気象そのものにも興味がありましたが、そのメカニズムを知ったうえで気象災害をどう防ぐか、人の命をどう守るかという点にも、強く関心がありました。調べてみると、都市システム工学科は、防災や減災などの自然災害に関する学びに加え、都市インフラについても学ぶことができるとわかり、強く魅力を感じました。また、自分の好きな「ものづくり」と、興味を結びつけて学べる環境都市工学の分野は、自分が学びたいことに最も近いと思い、入学を志望しました。

小澤さんの受験スケジュール

  • START

  • 高校2年生 3月

    • 気象現象や環境分野を学べる大学を探し始め、関西大学 環境都市工学部 都市システム工学科に出会う。
    • AO入試での受験を決める。AO入試ガイドブックを読み込み、第1次選考の準備を始める。
  • 高校3年生
    4月〜8月

    • 活動報告書や志望理由書の作成に取り組む。うまく書けずに悩む時期もあったが、家族や友人に支えられて、納得するまで書き続ける。
  • 高校3年生 9月

    • 第1次選考の書類を提出。
    • 第2次選考の対策を始める。自分の言葉でわかりやすく伝わるように気をつける。
  • 高校3年生 10月

    • 第2次選考を受験。
  • 高校3年生 11月

    • AO入試で関西大学 環境都市工学部 都市システム工学科に合格!

どうしてAO入試で受験しようと思ったのですか?

自分が積み重ねてきた経験や姿勢を評価してもらえる。

興味をもったことを調べ、それを実際に行動に移すことが好きで、高校時代はよく気象現象や環境に関する活動に自主的に取り組んでいました。1つは、高校生向けのエココンテスト(※)への応募です。ゴマを使った燃料生成をテーマに、カーボンニュートラルについて考える研究を行いました。動画形式での応募だったので、自分でスライドを作成し、説明する様子を撮影、編集して提出しました。ほかにも、日本気象学会が開催する研究発表会に参加しました。大雨災害が発生している地域の地形を調べ、どのような場所で災害が起こりやすいのかを自分なりに分析し、地形と自然災害との関連性についてレポート形式で発表しました。

せっかく受験するなら、教科学力だけでなく、自身の経験や姿勢、熱意も評価してもらえる入試に挑戦したいと思い、AO入試を考えるようになりました。環境都市工学部のAO入試では【活動実績評価型】と【SDGs型】があり、【活動実績評価型】ならこれまで興味をもって取り組んだ活動成果を生かせると思いました。 産経新聞社が運営する「地球環境大賞×SDGsピースコミュニケーションプロジェクト」

第1次選考の書類選考ではどのような対策を行いましたか?

「過去の活動」と「大学でやりたいこと」を一貫して記入することを意識。

書類選考の準備は、関西大学のAO入試を受験すると決めた高校3年生になる直前から始めました。活動報告書では、エココンテストや日本気象学会の取り組みを中心に、ただ内容を説明するだけでなく「その経験を大学でどう発展させたいか」までを書くように意識しました。例えば、カーボンニュートラルについての研究は、関西大学 環境都市工学部 都市システム工学科の尾崎平教授の研究内容や取り組みと結びつけてまとめました。

一方、志望理由書では「なぜ都市システム工学科なのか」をより重視しました。当時の災害に関するニュースも踏まえながら、自身の探究活動や問題意識を、大学での学びにつなげて書きました。「何をどう学びたいのか、なぜそう考えたのか」の根拠を交えながら、自分の経験を基に、他の人とは違う自分らしさを表現することが大切だと思います。

関西大学のAO入試は過去問題がないため「AO入試ガイドブック」を読み込みながら、出願まで何十回も書き直し、両親に添削してもらいました。自分では相手に伝わっているつもりでも、第三者には伝わらない部分や、言い回しがわかりづらい部分が多く、文章作りにはかなり苦戦しました。6月には焦りが出てきましたが、家族や友人に支えられ「絶対に合格したい」という思いで、自分が納得する文章になるまで気持ちを切り替えて書き続けました。

第2次選考の面接はどのような対策を行いましたか?

話し方も工夫しながら、これまでの活動を自然と話せる状態に。

面接対策は、第1次選考の出願後すぐから始めました。両親に面接官役をお願いし、まずは活動報告書や志望理由書に書いたことをしっかり話せるようにしました。そのうえで「なぜそう考えたのか」という理由や、第1次選考後に起きた気象現象に関する最新のニュースについても話せるように準備しました。自身の活動内容については、実際に今まで行ってきたことなので、セリフのように丸暗記するよりも、自然に話せる状態にしておくことを大切にしました。また、両親から「同じ内容でも伝え方次第で印象が変わる」とアドバイスを受け、言葉の言い回しや話す順序を工夫し、相手が理解しやすい話し方も意識しました。

第2次選考当日は、何を質問されるのか、面接官はどのような方なのかと不安でしたが、自分の言いたいことは落ち着いて伝えられたと思います。合格した時は「やりたいことを学べる」と実感が湧き、とても嬉しかったです。

関西大学で今、頑張っていることを教えてください。

都市システム工学科で、
人々の安全を支えるまちづくりを
専門的に学びたい。

関西大学に入学して現在まだ1ヶ月ほどですが、教授の人数が多く、研究テーマも幅広いため、さまざまな分野を専門的に学べるところに魅力を感じています。その中でも「都市システム工学概論」という授業では、気象災害や環境問題について学ぶ機会があり、自分の興味ともつながっていて、とてもおもしろいです。一方で、高校時代に数学Ⅲや物理を履修していなかったため、数学と物理の授業には苦戦していますが、その分「ここは頑張りどころだ」と特に力を入れて勉強しています。

また、現在は地元を離れて一人暮らしをしています。最初は不安もありましたが、周りにも府外出身の学生が多く、今は想像以上に楽しく生活しています。

これからの目標としては、環境都市工学部 都市システム工学科では、3年次になるとコース選択(都市インフラ設計コース/社会システム計画コース)も始まるため、今後さらに専門的に学びたい分野を今のうちからしっかりと見つけていきたいと思っています。将来についてはまだ模索中ですが、気象災害や都市インフラ設計などに関わり、人の命を守ることにつながる仕事に携わりたいです。

受験勉強を頑張る、高校生へメッセージ

本気で学びたい分野がある人は、AO入試に挑戦してほしい。

AO入試は「なんとなく興味がある」というよりも「この分野を本気で学びたい」「大学に入学してからも、ずっと学び続けていきたい」と、自分の好きなことを追求している人に向いている入試方式だと思います。志望理由書の段階から「自分がその分野をどれだけ好きなのか」「なぜ他の大学ではなく関西大学のその学部、学科なのか」を、自分の言葉でしっかりと説明できることが大事です。熱意だけでなく、それを裏付ける具体的な経験や行動があるとより説得力が増すと思います。自分の好きなことや興味のあることを大切に、積極的に調べ、自分なりに追求し続けることで、将来の進路につながっていくと思います。

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