関大生の受験体験記

総合型選抜 AO入試の合格体験談

竹島 愛結 さん文学部 総合人文学科 1年次生(三重/桜丘高校 出身)

関西大学 文学部に出願を決めた理由を教えてください

教員めざしながら、教育以外の分野学ぶことできるカリキュラム魅力感じたから。

幼い頃から父が開いていたそろばん教室に通っており、中学生になって、私自身も生徒たちにそろばんを教えるようになり、「教育」に興味を持つようになりました。進路を考え出した高校2年生の秋頃、教育について広く学ぶことができ、家から通うことのできる大阪・京都の大学を調べ始めました。
大学の情報をインターネットや資料請求で確認する中で、”教育大学”ではなく、教育を学びながらその他の分野の知識も深めることができる“総合大学”が良いなと思うように。その中でも、関西大学文学部の「教育文化専修」が自分の学びたい分野に最も合っていると感じました。
高校3年生の夏、オープンキャンパスに参加して文学部の先生と直接お話をさせていただき、その考えがより明確になり、AO入試がうまくいかなかった時は関西大学文学部を一般入試で受験しようと決めて、準備を進めていきました。

第1次選考の書類選考ではどんな対策を行いましたか?

まずはアウトプット。複数の意見を参考に推敲を重ねる。

進路を考えだした高校2年生の秋頃から自分の想いや何を学びたいかをまとめ、高校3年生の春から志望理由書等の書類の準備にとりかかりました。何から準備を始めようか悩みましたが、やってみて良かったのは自分の思いをすべてアウトプットしてみることです。
自分自身が、そろばんや書道、実用英語検定の資格に取り組む過程で感じたこと、学んだこと、その経験を関西大学文学部でどう生かしていきたいのかを紙に書き出したり先生に聞いてもらったりして言語化する中で自分の考えがまとまっていきました。
準備した書類は、複数の人に見てもらい、さまざまな考え方や視点から意見をいただくことで、自分の想いをしっかりと伝えられる文章にブラッシュアップすることができました。根気強く10回以上書き直したので、1次選考を通過できた時はとても嬉しかったです。

第2次選考の小論文・面接はどんな対策を行いましたか?

意見を持つこと、自分を客観的に見ることが大切。

小論文や面接練習を始めたのも高校3年生の春からでした。小論文は授業で少しずつ練習し、夏休み前からは時間を計って1日に2つのテーマについて書くようにしていました。意識していたのは「抽象的ではなく、具体的に書くこと」。また、過去問題が公表されておらず不安だったため、どんな問題が出ても焦らないように、日々のニュースに対して自分の考えを持つように意識し、高校の先生など周りの大人と意見交換をして視野を広げるようにしました。
面接練習は、複数の同級生と一緒に行ったことがとても勉強になりました。他の人の様子を客観的に見ることで、内容だけでなく話すスピードや言葉遣いなど、一人では気づきにくいポイントを発見することができました。練習を録音することも効果的でした。成長した所が客観的によく分かるので、もっと頑張ろうという気持ちに。選考当日はたくさん練習してきた自分を信じて、落ち着いて臨むことができたと思います。

AO入試と一般入試の対策を、どのように両立していましたか?

日々の授業で基礎固めは忘れず、AO入試の準備に全力投球。

AO入試と一般入試の準備を並行して行うのはとても大変だと思います。私の場合、AO入試で合格したいという気持ちが強かったこともあり、受験生が特に勉強に力を入れる高校3年生の夏休み期間はAO入試の準備一色で、一般入試の準備は手薄になっていました。
ただ、高校での授業や単語テストなど、日々の基本的な学習の積み重ねは大切にしていました。関西大学の一般入試の過去問題も入手して、傾向を確認していました。AO入試に全力を尽くしても良い結果が出なかった時のために、基礎だけはコツコツとしっかり身につけておこうという気持ちでした。

関西大学で今頑張っていること、AO入試で入学して良かったことを教えてください。

教育以外にも視野を広げて。継続的な力が身についた。

合格者発表の日、自分の番号を見つけた時は信じられませんでした。お世話になった方々と一緒に喜び合ったことを今も鮮明に思い出します。教育文化専修を志望して入学しましたが、1年次に様々な専修にふれた上で2年次に所属する専修を決められるため、今は教育だけにとらわれずにさまざまな専修の入門講義を受講しています。
心理学や哲学など知らなかった分野への興味が生まれ、視野が広がる所が、関西大学文学部の魅力だと実感しています。
AO入試を通して、長い期間にわたって物事をやり抜く継続力が身につきました。もともと文章を書くことは苦手でしたが、小論文の対策を長期間行うことで文章力が向上し、今は大学のレポート作成の時にも役に立っています。AO入試では付け焼き刃で身につけた力ではなく「継続的」に身につけた力が必要で、受験を終えてもその力は今後も自分の強みになるのだと感じました。

竹島さんの受験スケジュール

  • START

  • 高校2年生 秋

    • 大学で学びたいこと、将来への想いについて言語化
    • 教育に興味を持っていたため「教育学」を広く学べる大学のリサーチを開始
    • 受験に向けて、高校での授業を大切に、コツコツ勉強
  • 高校3年生 春

    • 関西大学をはじめ、志望校を3つまで絞る
    • AO入試の対策を本格的に開始!
  • 高校3年生 夏

    • 文学部の先生と直接話す。学部の学びや雰囲気を知ることができた。
    • 入試対策を継続して行う。
  • 高校3年生 秋

    • AO入試で関西大学文学部に合格!

受験勉強を頑張る、高校生へメッセージ

根気強く最後まで、自分の意志を磨き続けて。

振り返ると、私の場合は自分の考えをアウトプットしたこと、それをたくさんの人に聞いてもらいブラッシュアップしたこと、世の中のことにふれ自分の考えを持つように意識したことが、AO入試対策の一番の秘訣だったと思います。これまで培ってきたことを関西大学文学部の学びにどう繋げていきたいか、自分の意志を明確にして、その意欲を文章や言葉できちんと伝えられるように、できる限り努力し続けました。
志望理由書、小論文、面接、どれも取り組み始めたうちは色んな方からたくさんの指摘をいただいていました。それでも根気強く諦めずに続けていくと、めったに褒めていただけなかった方が褒めてくださるようになり、自分自身でも成長を感じられるようになりました。AO入試の受験対策は大変ですが、根気強く皆さんが自分の意志を磨いて、AO入試で合格されることを祈っています。

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