関大生の受験体験記

一般入試の合格体験談

三島 昭広 さん経済学部 1年次生(兵庫/雲雀丘学園高等学校 出身)

関西大学 経済学部へ出願を決めた理由を教えてください

地方創生を学べる選択コースと、学部独自の留学プログラム。

中学校卒業時、子どもの減少を理由に母校の小学校と中学校が統廃合する出来事がありました。自分自身が最後の卒業生となったことをきっかけに地域の魅力づくりについて関心を持ち、地方創生を学べる国立大学の経済学部を第一志望に決めました。
併願する私立大学を検討したのは高校3年生の12月頃です。関西大学の経済学部は3年次で選択できる「産業・企業経済コース」で地方創生を学べること、学部独自の留学プログラム「GoLDプログラム」をもっているため、高校時代コロナ禍で断念していた留学が実現できることを魅力に感じました。調べていくうちに第一志望と同じくらい志望度が高まっていきました。

受験勉強の進め方を教えてください

高校3年生の夏から、「大学入学共通テスト」と国立大学の二次試験の勉強を開始

高校3年生から予備校に入り、7月に部活動を引退してから本格的に受験勉強を始めました。主に大学入学共通テストの5教科7科目と国立大学の二次試験の勉強を進めました。得意な教科である英語・数学・化学は、学校で配られるチャート、大学入学共通テストや二次試験の過去問題、二次試験の記述問題の対策などをしました。
苦手な国語と世界史は苦戦しました。国語は現代文と古文の問題を一日一題解き、古文単語を通学時間に覚えるなどしていました。世界史は教科書を基本に暗記し、繰り返し演習をしていました。共通テストは科目数が多いので、自分でスケジュールを立てて進めていました。苦手な教科の勉強が続くとしんどくなるので、好きな教科の勉強を間に挟んで楽しみを入れ、モチベーションを保つようにしていました。

不安になったり、焦ったりした時期はありましたか?

12月は一番追い込まれた時期。
話を聞いてくれる友達の存在が支えに。

12月頃から大学入学共通テストまでの期間は、不安や焦りが大きくなり勉強が一番辛くなった時期でした。得点源の英語の長文を読んでも全く頭に入ってこなくなったり、追い込まれるあまり、勉強することが嫌になって学校を休んでしまったり…。
その時に支えてくれたのが友達でした。話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になり、友達に心配をかけたくないから頑張ろうと思えるようになりました。また先生にも相談し、英語の問題の解き方を変えてみたことも前に進むきっかけになりました。時間にとらわれず、構文を意識し印をつけたりして焦らず正確に和訳しながら読むことで、内容を理解する感覚を取り戻すことができました。その後迎えた1月の大学入学共通テスト本番は、英語や数学など得意科目は点数を取ることができたものの、地歴・公民科目が伸び悩み、厳しい結果に。それでも気持ちを切り替えて、共通テストが終わった次の日から関西大学の試験対策を始めました。

三島さんの受験スケジュール

  • START

  • 高校入学〜
    高校3年生 春

    • 1年生から受験を意識して対策をしている高校だった。模擬試験を受ける機会も多く、普段の授業からしっかり勉強していた。
    • 2年生の文理選択では、当初語学に興味があったので文系に進む。
    • 地方創生への関心から、国立大学の経済学部を第一志望に決める。
    • 高校3年生になり、通常の勉強と受験の違いを意識し始める。
  • 高校3年生
    夏〜秋

    • 6月頃から予備校に通い始める。
    • 部活動を引退後、受験勉強を本格的に開始。大学入学共通テストと二次試験の対策を進める。
  • 高校3年生
    12月

    • 併願先の私立大学を調べる。関西大学の経済学部に出願を決める。
    • 大学入学共通テスト1ヵ月前は、大学入学共通テストの対策に集中。
    • 一番勉強が辛く精神的に追い込まれていた時期。友達の存在が支えに。
  • 高校3年生 1月

    • 「大学入学共通テスト」受験本番!
    • 大学入学共通テスト後、関西大学の一般入試の対策を始める。
  • 高校3年生 2月

    • 関西大学 一般入試2日間と共通テスト利用入試(前期)(併用)を受験!
    • 一般入試で関西大学経済学部に合格!進学を決める。

関西大学の一般入試対策を教えてください

共通テスト後から対策開始。
二次試験の勉強がチカラになる。

1日につき1試験日分、関西大学の過去問題に取り組みました。共通テストが終わってから初めて解いたので、最初は満足いく点数は取れませんでした。しかし関西大学の問題は基礎・基本中心の問題傾向で、受験科目も二次試験と同じ英語・国語・数学の三科目だったため、これまでずっと二次試験の勉強をしてきた下地が生きました。現代文は先に設問を読んでから問題文を読む、古文は正確に現代語訳するなど、出題に合わせて解き方を工夫したり、古文や英語の新出単語を覚えたりしました。3年分の過去問題を2周は解き、傾向を掴んでいきました。
関西大学の入学試験は二日間受験し、内一日は得意な数学を生かせる3教科型【同一配点方式】を選択しました。関西大学への志望度が上がっていたので、共通テスト利用入試(前期)・共通テスト利用入試(併用)で政策創造学部も受験しました。不安でしたが、すべて合格をいただけてとても嬉しかったです。合格後は、ずっと頑張ってきたことを出し切る気持ちで国立大学の二次試験に臨みました。残念ながら合格は叶いませんでしたが、悔いなくやり切り、同じくらい志望度が高かった関西大学に合格できたので、自分にとって達成感がありました。

関西大学で今頑張っていることは何ですか?

関西大学ならではの経験を通して学生生活を充実させたい。

新しいことに挑戦したいと思い、関西大学入試広報グループの学生スタッフとして、オープンキャンパスなどで高校生に大学内のツアーしたり、個別に相談を受けるなどしています。もともと、緊張しやすい性格でしたが、この活動を機に臆せず人前で話すことができるようになり、積極性も増したように思います。他学部の友達もでき交友関係が広がっているので、これからもいろんな人との交流を深めていきたいです。
学業では普段の授業に加えて、留学と簿記の勉強も頑張りたいと思っています。関西大学の留学制度には、学部独自のプログラム以外にも、国際部が提供する多種多様なプログラムがあります。簿記の勉強も「エクステンション・リードセンター」で学内講座を受けることができます。関西大学ならではの制度を活用することで、たくさんの成長を実感しています。これからも学びと経験を積み、将来地方創生に関わる仕事に携わっていきたいと思います。

受験勉強を頑張る、高校生へメッセージ

可能性は十分ある。
やってきたことは無駄にはならない。

関西大学に特化した受験勉強期間は実質2〜3週間でしたが、国立大学受験のためにコツコツと身につけてきた学力を生かすことができました。関西大学一般入試の出願は、共通テストが終わってからでもまだ間に合います。私の体験談を読んで「共通テスト後も、選択肢が広がっていて、まだまだ可能性が十分ある」ということを感じてもらえたら嬉しいです。
受験期間中は、勉強に集中できなくなったり過去問題の自己採点の点数が伸びなかったり、追い込まれて悩んでしまうことがたくさんあると思います。そんな時は一人で抱え込むのではなく、友達や家族、学校の先生に相談して、自分の中から悩みを吐き出してください。昨年12月の落ち込んでいる自分に声をかけるなら「楽しい大学生活が待っているから頑張れ!」と伝えたいです。やってきたことは決して無駄にはならないので、強い気持ちを持って頑張ってください。

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