関大生の受験体験記

公募制推薦入試の合格体験談

竹内 大翔 さん化学生命工学部 生命生物工学科 1年次生(兵庫/県立芦屋高校 出身)

公募制推薦入試で関西大学 化学生命工学部へ出願した理由を教えてください

興味を惹かれた研究室の存在。自分の思いを直接伝えられる入試。

叔父が生物の研究者だった影響で幼い頃から生き物が好きで、将来は叔父のように研究の仕事をすることが夢でした。高校3年生になって進学したい大学や学部を調べ始めた時、関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科の「酵素工学研究室」の存在を知り、とても興味を惹かれました。

一般入試での合格をめざして勉強をしていましたが、高校3年生の夏頃に公募制推薦入試があることを知りました。今までコツコツと努力をしてきた高校の成績(評定平均値)を生かせる上に、筆記試験では表現できない自身の思いや熱意を伝えられる入試であったため、せっかくチャンスがあるなら挑戦してみようという気持ちで、公募制推薦入試の出願を決めました。

志望理由書と総合問題はそれぞれどんな対策を行いましたか?

志望理由書は何度も修正を重ね、
かつ「一般入試」につながる基礎固めの勉強に集中。

志望理由書は、学校の先生方にアドバイスをいただきながら内容を考えました。誰が読んでも伝わる文章を意識し、進路指導のご担当であった国語の先生に確認してもらいました。また、理科の専門的な内容は生物の先生に確認いただき、たくさんのサポートを受けながら何度も書き直して仕上げました。
総合問題について特に力を入れて対策したのは10月から。それまでは一般入試の対策をメインにしていました。関西大学入学試験情報総合サイト「Kan-Dai web」に公開されている公募制推薦入試の過去問題を参考にしました(※当時の科目名は「小論文」)。理科の専門的な英単語を覚えておくなどの対策をしましたが、公募制推薦入試の問題も、基礎学力が必要であったため、一般入試の対策も公募制推薦入試の対策につながったと思います。
なお、入試当日は落ち着いて解くことができましたが「他の受験生も同じくらいできているはずだ」と考え、冷静に気持ちを面接に切り替えるようにしました。

面接はどんな対策を行いましたか?

口頭試問を意識しながら、落ち着いて話すことを第一に。

面接に口頭試問が含まれることが入試要項に書かれていたので、生物の先生に相談して口頭試問の問題を作っていただき、実際に答える練習をしました。私は焦ると頭が真っ白になり、話すスピードが速くなってしまうので、想定外の質問が来ても自分の言いたいことを伝えることができるように、落ち着いて・ゆっくり・端的に話す練習を何度も行いました。
他にも、生物や化学に関する最新ニュースを読んだり、一般入試の勉強をしたりする中で出てきた単語や出来事について、自分が理解するだけでなく声に出して他人に説明できるようになるまで理解を深めるなどの対策もしました。
ただ、どれだけ内容を予想して準備しても、当日になるまで何を聞かれるかは誰にも分かりません。「何を聞かれるか」に比重を置きすぎず、「どのように答えるか」の対策も重視しました。

竹内さんの受験スケジュール

  • START

  • 高校3年生 春

    • 関西大学をはじめ、大学や学部についてリサーチを始める。行きたい研究室を見つける。
    • 関西大学 化学生命工学部の一般入試に向けて受験勉強を始める。
  • 高校3年生 夏

    • 関西大学のオープンキャンパスに参加して、モチベーションを上げる。
    • 関西大学 化学生命工学部の公募制推薦入試があることを知る。
      募集人数が少なかったため、せっかくの機会と捉えチャレンジを決意。
    • 公募制推薦入試の対策を開始するも一般入試の対策に重きをおく。
  • 高校3年生
    10月〜

    • 本格的に、公募制推薦入試の対策に取り組む。
    • 過去問題を参考にしながら準備。生物・化学関連の最新ニュース等もチェック!
    • 試験直前も、いつも通りに過ごす。「今までしっかりと対策してきたのだから!」と自信をもつよう心がけ、試験に挑む。
  • 高校3年生
    12月

    • 公募制推薦入試で関西大学化学生命工学部に合格!

公募制推薦入試を受験する上で、大切だと思うことは何ですか?

公募制推薦入試以外の試験対策と、入学まで勉強する習慣を。

公募制推薦入試以外の試験対策を並行することです。同時に準備を進めておくことで、万が一の時も短い期間にゼロから受験勉強を始めなければならないリスクを回避することができます。私の場合は一般入試を本番と考えて勉強していたので、公募制推薦入試を受験した時は、精神的に追い込まれることなく学力も身についた良い状態で臨むことができたと思います。
また、公募制推薦入試で合格した後も勉強を続けることが大切です。私は周りの友達が受験勉強を頑張っている姿に鼓舞され続けていたのですが、もし合格した時点で勉強を放棄していたら、大学に入ってから授業に付いていくのは難しかっただろうと強く思います。公募制推薦入試は進路が早く決まって安心できる反面、入学するまで自主的に勉強する習慣をつけることが欠かせないと思います。

関西大学で今頑張っていることを教えてください

多彩な学問領域から、自分が進みたい道を見つけたい。

1年次から座学だけでなく実験が多いのも関西大学の魅力だと感じます。興味のある分野の授業ばかりで、ワクワクしながら楽しく勉強に励んでいます。「酵素工学研究室」に入ることを目標に入学しましたが、授業で実際に様々な学びにふれると、どの研究もとても興味深くてそれぞれに魅力を感じています。
研究室への配属は3年次の秋からなので、一つの考えにこだわりすぎずに、1、2年次の間はさまざまな授業を受けて興味や関心を広げ、基礎となる知識や教養を身につけたいです。その中で自分が本当に進みたい道を見つけて、研究者になる夢を叶えたいと思います。

受験勉強を頑張る、高校生へメッセージ

日々の積み重ねを大切に。想像以上のワクワクが待っている!

公募制推薦入試は他の入試の受験勉強をしながら挑戦する方が良いというのが私の考えです。しかし、筆記問題を解くだけでは伝えられない「関西大学に入学したい熱意を直接伝えることができる」のは、一般入試にはない貴重な機会です。自分の思いを文章に書いたり口頭で伝えたりする経験は、大学での発表やこの先の就職活動、将来仕事をする上でも役に立つと思います。
公募制推薦入試に挑戦するチャンスを掴むためにも、日々の勉強の積み重ねを大切にしてほしいと思います。受験勉強は長期戦で大変ですが、自分に合った勉強方法や効果的な息抜き方法を見つけて、最後まで諦めずに頑張ってください。想像以上にワクワクする学びと仲間が、関西大学には待っていますよ。

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