関大生の受験体験記

一般入試の合格体験談

原 瑠汰 さんビジネスデータサイエンス学部
ビジネスデータサイエンス学科 1年次生
(島根/開星高校出身)

2025年度取材

関西大学 ビジネスデータサイエンス学部へ出願を決めた理由を教えてください。

文系と理系の枠を超えて、自分の世界を広げる機会。

「地元を出て関西の大学に進学したい」と漠然と考えていた頃、関西大学を紹介するインタビュー動画をYouTubeで見つけました。学生の皆さんが明るく受け答えされ、大学の楽しそうな雰囲気が伝わってきて、「自分もこのような環境で学びたい」と強く思ったことが、関西大学をめざしたきっかけです。高校3年生の8月にはオープンキャンパスにも参加し、大学の雰囲気やキャンパスを歩く学生の姿を実際に見て、気持ちがいっそう高まりました。元々、人文科学系の学部への進学を考えていましたが、将来の進路を真剣に考える中で、経営やビジネスの仕組みに加え、近年注目されているデータ分析や生成AI、プログラミングなどにも関心をもち始めました。そこで出会ったのが2025年4月に新設されたビジネスデータサイエンス学部です。

文系の私にとって、データサイエンスは理系のイメージが強い印象でしたが、むしろ「理系の苦手意識を克服する良いチャンス」と考えるようになりました。大学では文系・理系にとらわれず、自分の世界を広げてみたいという気持ちで志望を固めました。

原さんの受験スケジュール

  • START

  • 高校3年生 7月

    • 関西大学を第一志望に決める。
  • 高校3年生 8月

    • 関西大学のオープンキャンパスに参加。実際にキャンパスを歩き、学生の姿を見て、志望度が高まる。
  • 高校3年生 9月

    • 一般入試に向けて本格的な受験勉強を開始。関西大学の過去問題を解き、「逆算型の学習」に取り組む。
  • 高校3年生 10月

    • 関西大学ビジネスデータサイエンス学部に興味をもつようになる。
    • 関西大学の「英語対策講座・入試説明会」に参加。勉強のペースが落ちていたが、再び火がつく。
  • 高校3年生 11月

    • 最後に受けた模擬試験がE判定の結果になり、落ち込む。
  • 高校3年生 1月

    • 過去問題を解いても合格点に届かない日があるも、入試間近に苦手な古文で手応えを感じられるようになり、モチベーションを上げる。
  • 高校3年生 2月

    • 関西大学の一般入試を受験。
    • 関西大学 ビジネスデータサイエンス学部ビジネスデータサイエンス学科に合格!

受験勉強はどのように進めましたか?

間違いの理由や用語背景まで深掘りし、ゴールと現状のギャップを埋める。

部活動と生徒会活動にも力を入れていたため、受験勉強を本格的に始めたのは高校3年生の9月頃でした。他の受験生より遅めのスタートの中、取り組んだのが「逆算型の学習」でした。まず関西大学の過去問題を解いて問題形式と今の実力を把握したうえで、ゴールとのギャップを埋めていく方法です。

最初に過去問題を解いた時は、全く歯が立ちませんでした。どの教科も共通して意識したことは、基本的な知識をコツコツと蓄積することです。関大の英語特有の文整序問題や長文読解に苦戦。知らない単語が多かったので、まずは語彙力の強化を始め、長文問題は「なぜ間違えたのか」を一問一問深掘りするようにしました。例えば、「この単語の意味を別の意図で捉えたから、こういう読み方になった」というように、間違えた理由を明らかにすることで、自分の弱点の克服につなげました。

国語の現代文は、問題文だけでなく選択肢の文量が多いのが関大の特徴です。そのため、問題文と選択肢に矛盾がないかを探すことを意識しました。古文は最も苦手だったので、単語を徹底的に覚えることで、未知の古文単語が出ても意味を推測できるように対策しました。世界史は一問一答形式の問題集で勉強しました。答えの用語を覚えるだけでなく、その用語の背景や因果関係まで説明できるように知識を身に付けていきました。

受験勉強をしていた時の、メンタルの変化について教えてください。

「英語対策講座」への参加や、努力の成果がモチベーションに。

私はメンタルが強いタイプではなく、常に気持ちの浮き沈みがありました。9月に受験勉強を始めた時は「やるぞ」と気持ちが高まっていましたが、10月に燃え尽き症候群のようになり、ペースが少し落ちてしまいました。その時に前向きにさせてくれたのは、11月に参加した関西大学の入試説明会でした。予備校講師による英語対策講座は目から鱗が落ちる解説ばかりで、自分に合う解き方を見つけることができ、同時に「関西大学に行きたい」という思いも増して、もう一度気合いを入れることができました。

しかし、最後に受けた11月の模擬試験の結果がE判定で、1月になって過去問題を解いても合格点に届かない時があるなど、その後も落ち込むことは何度もありました。そんな時は思い切って休憩して、お菓子を食べたり好きな動画を見たりして、メリハリをつけて気持ちを立て直しました。本番が間近に迫った頃、ずっと苦手だった古文の問題を理解できた感覚があり、「コツコツやってきたことが力になっている」と実感できました。それがモチベーションとなり、良いメンタル状態で入試当日を迎えることができました。

入試期間のことを教えてください。

気持ちを切り替えながら、最終日に向けて高まった集中力。

一般入試は、前半(全学日程1)で3回、後半(全学日程2)で2回の計5回受験しました。ビジネスデータサイエンス学部は3教科型(英・国・選択科目)と2教科型(英・数)、2パターンの入試方式がありますが、文系の私は「3教科型」で受験。前半3日間は、独特の雰囲気に圧倒され、思うように力を出せませんでした。「後半2日間で絶対に決めてやるぞ」と、反骨精神で挑み、最終日は自分でも驚くほど集中できました。世界史は少し苦戦しましたが、英語と国語では手応えがあり、結果も後半の日程で無事合格することができました。

もし受験が1日だけだったら、会場の雰囲気に呑まれて終わってしまっていたかもしれません。5日間受験したからこそ、気持ちを入れ直して掴んだ合格だと思います。合格の知らせを受けた時は、家族も喜んでくれ、「憧れの関大生になれるんだ」と、胸がいっぱいになりました。

関西大学で今、頑張っていることを教えてください。

仲間と高め合いながら深める、「文理融合」の学び。

まさにビジネスデータサイエンス学部ならではの「文理融合」の学びを体験しています。文系科目では、好きな経営学や経済学、法学などを幅広く学び、理系科目では、AIやプログラミングの基礎などを学んでいます。理系の学生も多いので、苦手な内容は教えてもらい、逆に自分が文系科目を教えたりと、良い刺激を受けながら仲間と高め合える環境です。先生方は企業での実務経験のある方も多く、リアルな体験談を聞くことで、将来を現実的に考えることができます。

これから頑張りたいのは、簿記などの資格の取得と留学です。関西大学は留学制度が充実しているところも魅力に感じていたので、2年次は留学に挑戦して英語力を鍛えたいと思っています。こうしたスキルと、ビジネスデータサイエンス学部で身に付く「自分で考える力」や多彩な学びを、将来社会に出て生かしていきたいです。

受験勉強を頑張る、高校生にメッセージ

量より質を大切に。直前まで伸びる自分の力を信じて。

どれだけ勉強量を増やしても、質が伴っていなかったり、解き方を間違えていたりしたら意味がありません。自分の解答を見て、「なぜその答えにたどり着いたのか」をしっかり考え、ゴールと現状のギャップを埋める努力を続けてほしいです。私は受験勉強のスタートが遅く、成績やメンタルに最後まで波がありましたが、入試直前になってようやく自信をもてるようになりました。私のようなケースもあるので、最後の最後まであきらめずに取り組んでほしいです!

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