関大生の受験体験記

一般入試の合格体験談

卜田 航輔 さん文学部 総合人文学科 1年次生
(兵庫/明石城西高校出身)

2024年度取材

関西大学へ出願を決めた理由を教えてください。

法学/日本史を学びたい。志望度が一層強まったオープンキャンパスの体験。

将来について考え始めたのが中学生の時です。当初は憧れの職業である「警察官」になるため、大学では法学や政治学を学ぶことができる法学部へ進学しようと考えていました。
法学や政治学とは別に、小学生のころから日本の歴史に関する漫画をたくさん読んでおり、興味・関心を持っていた学問が「日本史」です。高校で日本史を本格的に学びはじめ、自分が本当に学びたいのは、「日本史」であることを再認識しました。
関西大学には部活の先輩が通っており、元々強い憧れがありました。高校2年生の3月に、オープンキャンパスで初めてキャンパスを訪れ、法学部と文学部のプログラムに参加。法学部の歴史の深さを知り、文学部の専修制※や日本史・文化遺産学専修に興味を持ちました。さらに、千里山キャンパスの広大さに、学生生活を送るには関西大学が理想的だと感じました。この経験で関西大学の志望度がより一層強くなりました。

※専修制
入学後に自分の興味・関心を見極めてから、上位年次で専門分野を選択できる制度。文学部では入学後の1年間で多彩な専修から学びたい分野をじっくり選び、2年次から希望の専修を選択できる。

どのように受験勉強を進めましたか?

部活動と両立しながら、11月から過去問題演習に集中。

受験勉強は高校3年生の春から始めていましたが、部活動で陸上部に所属しており、10月の駅伝大会までは、部活との両立が必要だったため、短時間で集中して勉強することを意識していました。

この期間は、英語と古文を中心に対策していました。特に苦手な英語は、単語をひたすら覚えるのはもちろんですが、問題集の長文のコピーを取っておき、何回も文章を読み返して復習するようにしました。長文が読めるようになってきた頃、関大英語に特化した市販の問題集を使い、関大英語の問題に慣れるように演習を進めていきました。

国語の現代文は、短く易しい文章からスタートし、解答の根拠を見つけるスキルを磨くことに重点を置き、古文は英語と同様の対策を取りました。
日本史は、一問一答形式の問題集を活用し、関連する部分を教科書で確認しながら勉強。得意科目であったのですが、唯一「文化史」が苦手分野でした。関大入試でも頻出とされていたので、間違えた箇所は答えを確認するだけでなく、そこに付随する人物や事象も併せて確認し、さらに理解を深められるように重点的に対策しました。教科書に付箋を貼って整理し、入試当日にはその教科書が精神的なお守りとなりました。

受験を控える11月と12月はどのような心境でしたか?

得点の伸び悩みを超えて、
「まだ間に合う」と自信を持ち続けた。

11月に入り、部活動を引退して受験勉強に専念できるようになりました。学力の向上を実感できるようになり、他大学の公募推薦入試にも挑戦し、合格したことで自信がつきました。一方で、関西大学の過去問題に取り組む中で、最初は得点が伸び悩み、模擬試験でもE判定。それに加え、周りでは総合型選抜や公募推薦入試などで受験を終える人も増え始め、焦りを感じたこともありましたが、第一志望の関西大学をめざす気持ちは揺るがず、同じ志を持つ友人たちに支えられながら、努力を続けることができました。今思い返すと、公募推薦入試の合格で受験を終えず、憧れの関西大学合格に向けて努力し続けたことが、自分の結果につながったと思います。

関西大学の過去問題は1週間に1度解くことをデフォルトとし、過去問題は6年間分解きました。実際の試験時間で問題を解き「時間配分」を意識しました。部活動と勉強を両立する中で身につけることのできた「短時間で集中して勉強する術」が、「これからの3ヶ月間で十分に実力を伸ばせる」と信じさせてくれました。一度解いた過去問題に再び取り組むうちに、問題の解法に慣れ、自信を取り戻しつつ、確実に進歩を実感する日々が続きました。

卜田さんの受験スケジュール

  • START

  • 高校3年生 春

    • 日本史を学べる大学や学部を調べ、関西大学を第一志望に考える。オープンキャンパスへの参加も、志望度が上がるきっかけに。
  • 高校3年生
    〜10月

    • 受験勉強と部活動の両立。
    • 試験で必要な3教科を、基礎から段階的に勉強する。
  • 高校3年生 11月

    • 部活動を引退し、受験勉強に専念。関西大学一般入試の過去問題を解き始める。
    • 他大学の公募推薦入試を受験し、合格。年内入試で受験を終えて周囲を見て焦りを感じながらも自分は第一志望の関西大学をめざして勉強し続けようと奮起。
  • 高校3年生 12月

    • 得点が伸び悩む中でも、「時間はある。まだまだ間に合う」という精神で、勉強に取り組み続ける。過去問題でつまずいた所は、関連する分野の基礎を復習する。
  • 高校3年生 1月

    • 関西大学一般入試受験。
    • 関西大学文学部 総合人文学科に合格!

一般入試の受験日程の組み方はどのように行いましたか?

得意科目を最大限に生かす「同一配点方式」を活用。

受験日程の組み方は、自分の強みを生かすことを優先しました。関西大学の一般入試は、7日間のうち5日間受験しました。文系の3教科型は基本的に英語の配点が高いのですが、得意な「日本史」を生かすため、2月5日・6日・7日に実施されている3教科がすべて同じ配点となる「同一配点方式」を選択。得意な日本史を最大限に生かすことができるため、自信を持って挑むことができました。

第一志望の文学部を中心に出願していましたが、関西大学に進学したいという気持ちが強くなり、もともと考えていた法学部や日本で唯一の学部である社会安全学部にも出願。
受験後に自己採点をすると英語と国語が思うように得点できていませんでしたが、日本史の得点が高く、その分をカバーすることができました。関西大学は複数の方式があり、自分に合った「同一配点方式」で受験したことが合格につながったと感じています。
結果的には、複数の日程で合格を勝ち取り、第一志望である文学部に進学することができました。

関西大学で今、頑張っていることを教えてください。

日本史の知識を深め、未来のキャリアに繋げたい。

関西大学では、日本史を中心に学ぶ一方で、学業以外の活動にも積極的に取り組んでいます。駅伝大会に出場するなど、好きなことに全力投球する姿勢は変わりません。1年次には、「日本史・文化遺産学専修」の入門講義や演習科目を履修し、中でも「知へのパスポート」という専修入門の演習では、自らテーマを調べて発表する楽しさがあり、大きなやりがいを感じています。2年次からは専修に分属し、専門性をさらに深めていく予定です。
関西大学で培った日本史の知識を、現代社会に生かし、歴史と未来を繋ぐような仕事に挑戦していきたいと考えています。

受験勉強を頑張る、高校生へメッセージ

どんな時も勉強し続けて、
「自分が一番」だと信じて挑んで。

関西大学では「受験直前トライアル」など、受験に役立つセミナーがあります。また、Webサイトでは様々な情報が発信されるのでチェックすることをおすすめします。受験勉強中は、集中できない日や成績が伸び悩む時期もありますが、どんな時も続けることが大切です。私の場合、受験や大学生活に関連するSNSや動画を休憩時間に見ることが、リフレッシュやモチベーションアップになりました。部活動の引退時期が遅めだったり、模擬試験の判定が良くなかったりと、厳しい状況もありましたが、「まだ間に合う」と信じて勉強を続け、入試当日も「自分が一番できる」と唱えて臨みました。皆さんも、あきらめずに自信を持って挑んでください!

リアルな体験談をご紹介!

他の先輩のインタビューをみる

関西大学をもっと知りたいなら

イベント・オープンキャンパス

2026年度

資料請求 予約受付中

VIEW MORE