関大生の受験体験記

一般入試の合格体験談

齊藤 智生 さん化学生命工学部 化学・物質工学科 1年次生
(和歌山/向陽高校 出身)

2024年度取材

関西大学 化学生命工学部へ出願を決めた理由を教えてください。

環境に優しい素材を開発するための先端技術を学びたい。

学部を明確に決めたのは、高校3年生の秋頃でした。プラスチックの影響による海洋汚染のニュースなど、環境問題に関する話題に日頃から多く接しており、将来は環境に配慮した素材開発に携わりたいと思うようになりました。第一志望を工学部のある国公立大学に決め、併願先として関西大学の化学生命工学部 化学•物質工学科を選択しました。
関西大学を選んだ理由は、お世話になった塾の先生に薦めていただいたことも大きいですが、化学、バイオ、環境科学など化学分野を多岐にわたり研究できる点に魅力を感じたからです。第一志望の国立大学は文系学部、理系学部が異なるキャンパスに配置されていましたが、関西大学は同じキャンパスの中に文系学部と理系学部があり、さまざまな学部の人と交流できる点も併願先に選んだ理由の1つです。

どのように受験勉強を進めましたか?

夏に国公立大学の二次試験の基礎を固め、
11月から大学入学共通テスト対策を開始。

部活動を引退した高校3年生の8月から、本格的に受験勉強を始めました。当初は漠然と国公立大学の理系学部をめざし、市販の教材を使って国公立大学の二次試験に必要な数学Ⅲや英語の記述問題に対応するための基礎固めを10月頃まで行いました。大学入学共通テストの対策は、11月頃から始めました。演習問題を解き、間違えた問題の範囲を復習することを繰り返していました。実践して良かったのは「ポモドーロ・テクニック」です。これは「25分集中して勉強し、5分休憩する」サイクルを繰り返す時間管理方法です。問題を解いている途中でも時間厳守で必ず休憩に入り、休憩中も「早く問題を解きたい」という気持ちになり、モチベーションを保つことができました。

不安になったり、焦ったりした時期はありましたか?

11月が追い込まれた時期。
部活動を共にがんばった友達が支えに。

受験勉強は順調に進んでいると思っていましたが、9月に受けた模試がB判定だったのに対し、11月に受けた模試はD判定でした。8月に部活を引退し勉強に集中した3ヵ月だったのですが、期待していたほどの成果が出せませんでした。周りの受験生に比べて、受験勉強のスタートが出遅れた不安や焦りを感じ始めたのがこの時期でした。そんな時に支えとなったのは部活動で切磋琢磨していた友達の存在です。友達と勉強したり話をしたり、一緒に過ごすことで、同じ状況下でもがんばっている友達の姿を見て、自分も頑張ろうと思うことができました。
また、勉強の仕方に少し変化を加え、頭がスッキリしている朝に英語や数学、暗記系の教科は夜にすることで、今まで以上に集中して取り組めるようになりました。

関西大学の受験日程について教えてください。

一般入試は入試方式・制度を把握し、受験することがカギ。

大学入学共通テスト本番では、焦りや緊張から思っていたよりも点数を取ることができませんでした。しかし、国公立大学はあきらめたくなかったため、10月に一旦終了していた二次試験対策を再開。また、関西大学の過去問題を確認した際に、国公立大学の二次試験と問題が類似していることに気づき、安心して国公立大学と関西大学の入試対策を両立して進めることができました。大学入学共通テスト終了後、一般入試で出願する日程を検討し始めました。化学生命工学部の一般入試は2月2日・5日・7日の3日間あり、日程ごとに教科の配点が異なるのが特徴です。二次試験対策で英語、数学、理科の対策をまんべんなく行っていたため、配点のバランスがよい2月2日・5日での受験を決意しました。

齊藤さんの受験スケジュール

  • START

  • 高校3年生
    8〜10月

    • 明確な志望校は決めず、国公立大学工学部の二次試験に対応できる基礎固めに注力する。
    • 9月の模擬試験はB判定。
  • 高校3年生 11月

    • 志望校を国公立大学の工学部、関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科に決める。
    • 大学入学共通テストの勉強を開始。
    • 思うように点数が伸びず、模擬試験の判定も上がらない状況に悩む。友達の支えで頑張れるように。
  • 高校3年生 1月

    • 「大学入学共通テスト」受験。
    • 関西大学一般入試の過去問題を解き、対策を行う。
  • 高校3年生 2月

    • 関西大学一般入試受験。
    • 関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科に合格!

関西大学一般入試の勉強はどのように行いましたか?

国公立大学の二次試験の勉強を生かしながら、関西大学独自の問題形式を掴む。

関西大学の過去問題3年分を解きました。関西大学の入試は基礎・基本を重視していて、受験科目も二次試験と同じ英語・数学・理科の3教科だったため、共通テスト対策で培った力を生かすことができました。そのため、大学独自の問題形式に慣れることに重点を置きました。例えば、英語では〔大問〔I〕のB〕で出題される「文整序問題」は他大学にはあまりない出題形式の問題であったため、時間をかけてコツを掴むよう努めました。数学は、学校の先生に添削していただき、記述問題で部分点を確実に取れるように答案の書き方などを教わりました。理科は得意な化学を選択。もともと得意でしたが、有機化学の暗記に力を入れつつ、理論化学で正確に計算することを心がけました。
一般入試の1日目(2月2日)は緊張してしまいましたが、2日目(2月5日)は落ち着いて受験に臨むことができました。複数日程受験することは、受験の雰囲気を掴むことができる点でもおすすめです。私自身、2日目の受験で合格できたので、1日だけの受験だったら結果が変わっていたかもしれません。国公立大学にはご縁がなかったのですが、やりたいことを勉強できる関西大学で一番を取るつもりで頑張ろうと決意しました。

関西大学で今、頑張っていることを教えてください。

学びやすい環境の中で、友達と切磋琢磨して勉強に励んでいます。

今一番頑張っていることは「勉強(化学)」です。初めて学ぶ内容が多いので、授業についていけるように普段から予習や復習を心がけています。化学・物質工学科では、1年次に理科系科目の基礎を幅広く学び、2年次に3つのコースに分かれます。「バイオ分子化学コース」が気になっていますが、1年次の間に自分の興味や知識を広げ、進みたい研究室を決めていきたいと考えています。
入学して実感した関西大学の魅力は、学舎や施設が綺麗で学びやすい環境が整っていることです。休憩時には千里山キャンパスの中心に位置する芝生広場「悠久の庭」などで緑や自然に触れ、メリハリをつけることができます。友達も勉強熱心で、切磋琢磨することができています。

受験勉強を頑張る、高校生へメッセージ

友達と支え合い、
最後まで自分のベストを尽くして。

受験勉強は、思うようにいかないこともあると思います。しかし、受験1ヶ月前に模擬試験の点数が100点も上がることもあるので、どんな飛躍が待っているか分かりません。同じ目標を持った友達と勉強することは大きな励みになりますし、関西大学でも切磋琢磨し合える仲間と出会うことができます。最後まで諦めずにベストを尽くされることを願っています!

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