関西大学 商学部へ出願を決めた理由を教えてください。
「英語×専門分野」への挑戦。
進路について真剣に考え始めた高校3年生の頃、好きな科目である「英語」を使った仕事をしたいと強く思うようになりました。ただ英語を話せるだけではなく、商業や経営の専門知識も身につけることで、将来の可能性がもっと広がるのではと考え、英語力と専門知識を同時に養える大学や学部を探し始めました。高校卒業後は地元を離れて関西で新たに挑戦したい気持ちもあって、調べていく中でたどり着いたのが関西大学でした。
沖縄でも知名度が高いので大学の名前は元々知っていましたが、関西大学では商学部や政策創造学部をはじめとして複数の学部で専門知識を深めながら国際的な視野を広げられるプログラムが充実していて各学部が主催する留学制度も充実していることが分かり、ますます興味が湧きました。そのような中、7月に沖縄県で関西大学主催の入試説明会が開かれると知り、迷わず参加。遠方でオープンキャンパスに参加しにくい分、地元で入試説明会が開催されることがとても嬉しかったです。入試説明会では、各学部の学びの特徴や入試の詳細に加え、沖縄県出身の先輩の話や就職実績も聞くことができ、「関西大学なら自分のやりたいことができる」と確信し、第一志望に決めました。

どのように受験勉強を進めましたか?
過去問題を何度も繰り返し、
当初は国公立大学も視野に入れていたため、夏まではずっと大学入学共通テストに向けた受験勉強をしていました。関西大学の入試では、最も規模の大きい一般入試に加えて、共通テスト利用入試(併用)ならば今までやってきた勉強も生かせると考え、一般入試と大学入学共通テストの勉強を並行することにしました。受験科目は英語、国語、政治・経済で、3教科とも関西大学と大学入学共通テストの数年分の過去問題を「どれだけ速く読んで解けるか」を意識して何度も繰り返しました。特に、関西大学の現代文や英語は文章が長いので、速読と読解力を鍛えることはとても重要だと思います。また、英単語や漢文の句形、政治経済の用語の暗記にも力を入れました。
模擬試験の志望校判定は、7月はD判定だったものの、11月にはB判定に上がり、少しずつ手応えを感じていました。しかし、年内に進路が決まる友達が周りに増えてきて、うらやましさや焦りから勉強の意欲が下がることもありました。そんな時に励みになったのは、同じく関西大学をめざす友達の存在と、11月にも沖縄で行われた関西大学の入試説明会で実施された英語対策講座への参加です。「関西大学に行きたい」という気持ちを改めて強く持って、1月の大学入学共通テストに全力で挑むことができました。
入試のスケジュールはどのように組み立てましたか?
各日程の入試方式を研究し、

7日間の入試日程のうち、全学日程1(2月1日~2月3日)は沖縄試験地がなかったため福岡試験地で1日と2日、全学日程2(2月5日~2月7日)の6日と7日に沖縄試験地で受験する計画を立てました。私は緊張しやすい性格なので、まず前半の2日間で試験の雰囲気に慣れ、地元で受験できる後半で勝負をかける作戦を立てました。移動日を含めた中3日間は、前半でつまずいた部分を振り返って復習する期間にしました。実際に前半2日間を終えた時、想定していた時間配分で英語と国語の問題を最後まで解き切れなかったことが一番の反省点でした。3日間の復習期間に時間配分を見直し、過去問題を何度も解き直して、後半戦への準備を万全にしました。
志望学部は、英語力と専門知識を身につけられる商学部、政策創造学部、外国語学部に決め、一般入試と共通テスト利用入試(併用)で受験しました。第1志望の外国語学部は「2教科型(英語+1教科選択方式)」で受験しました。この方式では、英語外部試験の得点を利用できることを早めに調べていたので、活用できるように夏のうちに実用英語技能検定準1級を取得していました。また、第2志望の商学部は一般入試だけでなく、共通テスト利用入試(併用)にも出願。理由は「英語の配点」です。商学部の共通テスト利用入試(併用)は、600点満点中個別学力検査の英語200点、大学入学共通テストの英語200点と英語の配点が計400点もある配点です。英語が得意な私にとってぴったりな方式だと思い、出願しました。受験する方式については、早い段階から志望学部の方式をしっかり研究して、自分の力を最大限発揮できるものを選択することをおすすめします。
米増さんの受験スケジュール
START
高校3年生 春
- 大学入学共通テストの勉強をコツコツ進めながら、進路を考えて関西大学について調べる。
高校3年生 夏
- 関西大学に、英語外部試験を活用できる入試方式があることを知り、実用英語技能検定準1級を受検する。
- 7月に沖縄県で開催された関西大学の入試説明会に参加。
- 関西大学の一般入試と大学入学共通テストの受験勉強を並行して進める。過去問題を繰り返し解き、速読や暗記に力を入れる。
高校3年生
11月- 年内に受験を終える人が増え、焦りを感じるようになる。
- 11月に再び入試説明会の英語対策講座(沖縄会場)に参加して、モチベーションを継続させる。
高校3年生
12月- 関西大学の入試日程や入試方式の配点を見て、計画を立てる。
高校3年生 1月
- 大学入学共通テスト受験。
高校3年生 2月
- 関西大学一般入試と共通テスト利用入試(併用)を受験。
- 関西大学商学部に、共通テスト利用入試(併用)で商学部に合格!
共通テスト利用入試(併用)を受験した感想を教えてください。
合格の可能性を高められる、

共通テスト利用入試(併用)で受験の機会を増やすことは、合格の可能性を高められると実感しました。一般入試をメインに考えている人にとっても、同日に併願することで、一回の受験で複数の合否判定を受けられるのは大きなメリットです。また、共通テスト利用入試は高得点科目が採用される方式が多いため、受験生に有利になる点も魅力です。一般入試だけでなく共通テスト利用入試(併用)もあるということが、緊張しがちな私にとって精神的な支えにもなりました。
実際に、共通テスト利用入試(併用)で商学部に合格できた時はとても嬉しく、大学入学共通テストと一般入試の両方の勉強が実を結んだと感じました。国公立大学を第一志望で考えている受験生には、一般入試と共通テスト利用入試(併用)を併願することがオススメだと思います。また、関西大学の一般入試の問題は基礎・基本レベルの問題が多く、大学入学共通テストの勉強が一般入試に繋がる部分も多いので、個人的には大きな負担になることもありませんでした。この入試方式に出願して本当に良かったと思っています。
関西大学で今、頑張っていることは何ですか?
関西大学の手厚いサポートを活用して、
現在、商学部で会計学の基礎やビジネス英語などを学びながら、IELTS™の勉強にも力を入れています。商学部の留学プログラム「BestA(海外ビジネス英語プログラム)」や、国際交流について支援してくれる国際部が主催する交換派遣留学を検討しており、必要なIELTS™のスコアの達成に向けて頑張っています。そして留学希望者を対象とした受験料補助制度があるため、留学や国際交流への手厚いサポートを実感しています。学内には海外からの留学生と自由に交流できる、「Mi-Room(エムアイルーム)」という留学をめざす私にとって心強い環境もあります。Mi-Roomで異文化理解を深め、留学に備えたいです。
2年次には海外留学を実現させ、将来は商学部で身につけた知識と英語力を生かして、日本と海外をつなぐグローバルな仕事をすることが私の今の目標です。学生の意欲をしっかりと後押ししてくれる関西大学でなら、この目標をきっと叶えられると思っています。

受験勉強を頑張る、高校生へメッセージ
挑戦したい気持ちが少しでもあれば、

受験生の中には、私のように関西大学から遠い地域に住んでいて、地元を離れることに不安や迷いを感じる方もいるかもしれません。しかし、「少しでも挑戦してみたい」という気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。私も入学したばかりの頃は不安や寂しさがありましたが、関西大学には関西圏外の出身者や一人暮らしの学生も多く、すぐに友達ができて気持ちも楽になりました。受験勉強中も同じで、決して一人ではありません。学校や塾の先生、家族、友達など、支えてくれる人を頼りにして、諦めずに頑張ってください。関西大学には、新しい出会いや地元を離れたからこそできる経験が、たくさん待っていますよ。