関大生の受験体験記

総合型選抜 AO入試の合格体験談

倉本 晃成 さんビジネスデータサイエンス学部 ビジネスデータサイエンス学科
1年次生(東京/東京都市大学付属高校出身)

2025年度取材

ビジネスデータサイエンス学部へ出願を決めた理由

ビジネス×データサイエンス。唯一無二の新学部への期待感。

幼い頃からゲームが好きで、その裏側にあるプログラミングにも興味を持ちました。プログラミングについて調べるうちに、ゲーム以外にもさまざまな分野に関わっていることを知り、その中で「データサイエンス」という学問に魅力を感じて、大学で深く学びたいと思うようになりました。
関西大学で2025年4月にビジネスデータサイエンス学部が新設されることを知ったのは、高校3年生の7月頃でした。もともとは地元である関東圏の大学を中心にデータサイエンスを学べる大学を探していましたが、学部として確立し、なおかつ「ビジネス」に特化しているのは、私が調べた範囲では関西大学だけでした。ビジネスとデータサイエンスはこれからの時代には切り離せない関係だと思っていたので、その両方を学べる点が私にとって非常に魅力的でした。新しい学部のため情報が限られていて不安はありましたが、それ以上に「この学部で学んでみたい」という期待感が高まり、出願を決めました。

倉本さんの受験スケジュール

※2025年度 ビジネスデータサイエンス学部総合型選抜 AO入試は、
認可申請の手続きのため、初年度限定のスケジュールで実施しました。

  • START

  • 高校3年生 春

    • AO入試での受験を検討し始める。
  • 高校3年生 7月

    • 関西大学に新しくビジネスデータサイエンス学部ができることを知り、AO入試での受験を決める。
    • 第1次選考の対策を始める。志望理由書は「なぜビジネスデータサイエンス学部で学びたいのか」を論理的かつ具体的に伝えることを重視。
  • 高校3年生 9月

    • 第2次選考の対策を始める。きちんと伝わるように「会話する」ことを意識。
  • 高校3年生 10月

    • 第1次選考の書類を提出。
  • 高校3年生 11月

    • 第2次選考を受験。
  • 高校3年生 12月

    • AO入試で関西大学 ビジネスデータサイエンス学部に合格!

どうしてAO入試で受験しようと思ったのですか?

経験を生かし、学びの姿勢も伝えられる、自分に合った入試制度。

姉と妹が海外留学をしていた影響から、私も自然と海外に関心を持つようになり、高校2年生の時に一年間休学してインドネシアに留学しました。帰国して受験について考え始めた時に、異文化での生活を通じて新しい価値観や考え方を体得したことは、AO入試という制度に生かしやすい経験だったのではと思うようになりました。
また、高校3年生の時にはデータサイエンスへの興味から、校外のプログラミング講座を受講。さらに、留学を機にさまざまな方と交流することにも意欲が湧いたため、各種団体が開催するワークショップにも参加しました。「ビジネスデータサイエンス学部で学びたい」という思いに加えて、こうした学びの姿勢や意欲、経験を自分の言葉で伝えられるAO入試に挑戦しよう、と決意しました。

第1次選考の書類選考ではどんな対策を行いましたか?

自分の考えや経験を学部の学びとつなげて、結論重視で伝える。

活動報告書では、インドネシアへの留学について触れました。現地での経験を通じて得た学びや価値観、そしてそれらを大学でどのように生かして深めていきたいかまでを意識して記述しました。志望理由書では、他大学や他学部にも当てはまるような内容にならないよう、学部の特色と自分の関心を結びつけながら「なぜ関西大学のビジネスデータサイエンス学部で学びたいのか」を明確にし、論理的かつ具体的に伝えることを重視しました。
いずれも文章だけが判断材料になるため、結論を最初に書き、その後に理由や背景を順序立てて述べるよう、読みやすい構成を心がけました。文章が冗長になったり途中で話がそれたりしてしまうと、読み手に意図が伝わりません。書き上げては全体を見直し、両親にも添削を依頼して論理の飛躍や不要な表現がないか、そして誤字脱字まで細かくチェックしました。

第2次選考の面接はどんな対策を行いましたか?

一方的に話すのではなく、相手と会話することを意識。

面接対策は、9月末頃から本格的に始めました。予想される質問を自分なりにリストアップし、両親や塾の先生に協力してもらって繰り返し練習を行いました。最初は、言いたいことを一気に詰め込んで話してしまい、「何を伝えたいのか分からない」というフィードバックをよく受けていました。確かに、自分が面接官の立場だったら、情報量が多すぎると理解されにくいということに気づきました。
そこで意識したのが、「一方的に話す」のではなく「相手と会話をする」ことです。質問に対してまずは要点を押さえて簡潔に答え、さらに深く聞かれたら、その時に詳しく話す。このように会話のキャッチボールをすることで、相手の反応も見えて伝えたいことがより的確に伝わると、練習を重ねる中で実感しました。本番でも心がけた結果、落ち着いて受け答えすることができたと思います。この方法がすべての人に合うかは分かりませんが、「どうすれば相手に分かりやすく伝わるか」に意識を向けることは重要だと感じました。

ビジネスデータサイエンス学部でどんな勉強をしていますか?

社会につながる幅広い知識と実践力を、段階的に身につけていく。

ビジネスデータサイエンス学部に入学してまだ1ヶ月ですが、想像以上に多様な分野を学べることに驚いています。数学や法律など、まさに「文理融合」という言葉がぴったりです。文系出身の私にとっては、数学の授業は難しく感じる部分もありますが、そこは先生に質問しながら克服していきたいと思っています。また、どの授業も共通して「社会に出てから役立つ学びが多い」と感じています。例えばソフトウェアのOfficeの基本操作や著作権に関する法律など、将来どの業界に進んでも、4年間の学びは確実に自分の武器になるだろうと思います。

2年次には「プログラミング入門」や、企業と連携した「PBL演習」など、ビジネスデータサイエンス学部ならではの実践的な授業が予定されていて、自分が学びたいことに段階的に取り組んでいけるカリキュラムに大きな期待を抱いています。
私は大学選びの際、学部の内容を最重視して関西大学を選びましたが、関西での生活自体もとても楽しんでいます。国際学生寮「グローバルハウス」に入寮したので、他学部の学生や留学生との交流を通じて新しい価値観や刺激を得られ、魅力的な環境で暮らすことができています。

受験勉強を頑張る、高校生へメッセージ

「やりたいこと」をしっかり言語化し、自分の思いを確実に届けて。

AO入試での受験を考えている方は、おそらく「関西大学のこの学部で学びたい」という強い気持ちが自分の中にあるはずです。その「やりたいこと」を自分の言葉できちんと言語化しておくことが、選考で最も大切な準備になると思います。軸となる考えが定まっていれば、書類でも面接でも、思いを一貫して伝えられると思います。特に面接は、人によっては緊張から本来の力を発揮できないこともあるかもしれません。だからこそ練習を重ねて、自分の思いを100%伝えられるように準備することをおすすめします。皆さんが悔いのないように思いを届けられることを祈っています。

リアルな体験談をご紹介!

他の先輩のインタビューをみる

関西大学をもっと知りたいなら

イベント・オープンキャンパス

2026年度

資料請求 予約受付中

VIEW MORE