
滋賀県立石山高等学校出身
2020年外国語学部卒業
日本通運株式会社中井 新菜さん
個人の荷物から工業用タンクまで
コミュニケーション力と語学力を生かして
約30カ国の輸出入を支える
中井新菜さんは、日本通運株式会社で国際貿易の営業事務を担当しています。海上輸送に関する顧客の申請書類作成のサポートや貨物の輸送手配など、輸出入に関する業務が主な仕事です。
海外で予定通りに荷物が届かないことを経験してから物流の仕組みに興味を持ち、運輸業界を目指した中井さん。入社後は業界の基礎知識をはじめ、国ごとに異なる申請書類や法律について学び、できることを増やしていきました。今ではアジア方面を中心に約30カ国の輸出入に対応しており、語学力を生かして海外と日本の橋渡しに貢献することにやりがいを感じていると言います。
入社1年目には、配送トラックの手配を失念するという大きなミスもありましたが、幸いにも直前に気付いて配達先へ予定通り荷物を届けることができ、それからは予定のリストを3重にチェックするなどの工夫を凝らすようになったそうです。


多種多様な貨物を取り扱う中で、工場の部品などの大型貨物は、道路の通行許可や海外とのやりとりなどに手間も時間もかかります。しかし無事輸送が完了し、お客さまに感謝の言葉を掛けられた時に「これからもっと頑張ろう」と意欲が湧くと語ります。
学生時代はアメリカのオレゴン大学へ留学。帰国後に国際協力を学ぶゼミに入り、カンボジアでの国際支援や台湾でのプレゼンテーション大会出場など、意欲的に取り組みました。「積極性やコミュニケーション力など、仕事をする上で必要な基礎能力を培うことができたと思います」と学生時代を振り返ります。
将来は海外勤務を希望しているため、今のうちから海外研修にも応募しているそうで、自身の経験を踏まえて「学生時代から積極的に海外へ出てほしい」と話します。最後に、「個人のインターネットショッピングから企業間の国際貿易まで、物流は現代に欠かせないインフラです。自分の力を試したい人はぜひこの業界に飛び込んでみてください」とエールを送りました。
ある1日のスケジュール
- 8:00
- 出社・メール確認
- 9:00
- NX体操
- 9:10
- 営業チームミーティング
- 9:20
- 輸出入に関わる各種手配
- 12:00
- 昼休み
- 13:00
- 輸出入に関わる各種手配
- 16:00
- 見積作成
- 17:00
- 退社