アナウンサーの礎を築く数々の経験、
関西大学は夢を応援してくれる大学。

岡山放送株式会社(OHK)佐藤 理子経済学部 2023年3月卒業
岡山
Q.1
今の仕事のやりがいを教えてください。

より良い番組づくりを通して、岡山や香川へワクワクを。

OHK岡山放送のアナウンサーとして、平日夕方の情報番組「なんしょん?」のリポーターをはじめ、報道番組「OHK Live News」などで取材やCM、ナレーションなどを担当しています。アナウンサーは、“カメラの前でニュースを伝える”ことが仕事という印象が強いかもしれません。しかし、実際は、記者と同じように取材内容を考え原稿を作成したり、カメラマンと最も魅力が伝わるアングル・構成を考えたり、番組進行の勉強のためにフロアディレクター業務を担当したり…番組づくり全体に関わっています。「どうしたら視聴者の皆様に良い番組を届けられるか」を一人ひとりが追求してチーム一丸となって届ける仕事だと感じています。
OHK岡山放送は、テレビの枠を超えて新しい企画やイベントに積極的に挑戦しており、視聴者の皆様にワクワクを届けたいという私の想いを叶えられる会社です。岡山や香川の街を「なんしょん?」のロケで訪れると地元の方々に喜んでいただけることが嬉しいです。一つひとつの仕事を積み重ねて、岡山や香川の盛り上げに貢献していきたいと思っています。

Q.2
アナウンサーをめざしたきっかけと就職活動について教えてください。

入学式の祝辞。思いが伝わる瞬間を実感。

アナウンサーになりたいと思ったのは、高校3年生の時に入学式で祝辞を述べたことがきっかけでした。最初は下を向いて不安そうな顔をしていた新入生の皆さんが、私の話に耳を傾けてキラキラした目で聞いてくれるようになり、「思いが伝わる瞬間」を実感したことで、伝える仕事に興味を持つようになりました。大学2年次生の頃にアナウンサースクールに通い始めて、本格的にめざそうと心を決めました。
アナウンサーの就職活動は他業種よりも早いため、大学2年次生くらいからアナウンサースクールで情報収集をして、準備を進めていました。アナウンサーになられた先輩にもお話を聞きに行きました。

Q.3
関西大学に入学を決めた理由・学部での学びについて教えてください

オープンキャンパスで進学の目的が明確に。

高校3年間は環境啓発活動に取り組んでおり、大学でも環境問題について学べる学部や学科を調べ、さまざまな大学のオープンキャンパスを巡りました。その中で関西大学では、経済学部で環境経済学を専門とする先生やそのゼミ生と直接お話しすることができ、大学に通うビジョンが明確に見えたことで入学したいという想いが強くなりました。
ゼミでは主に経済活動と環境問題の両立について考えました。卒業論文では「学校で学んだ環境問題に対する意識をどうすれば社会に出た後も継続させられるのか」という今後の環境教育のあり方について研究しました。環境問題への関心は現在でも常に強く持っているので、環境問題に取り組んでいる学生を取材し社会へ発信していくことも今後の目標です。

Q.4
関西大学での経験で今の自分に繋がっていることはありますか?

アナウンサーの礎を築く、「KBC」とベトナム留学での経験。

大学4年間は、多くのアナウンサーを輩出している「関西大学放送研究会(KBC)」に所属をしており、そこで前例のないものを企画して実行する「0から1を生み出す力」が身についたと感じています。
大学1年次生からKBCに所属し、主に昼休みのラジオ放送やイベントの司会を担当していました。しかし、2年次生の頃にコロナ禍によりすべての活動が停止に…。そこで、オンラインで音声収録しYouTubeやTwitter(現X)を駆使して放送を届けることを企画して先輩に提案しました。当時は誰も行ったことがなかったのですが、部員みんなで協力して試行錯誤しながら実現することができました。
また、梅田キャンパス※での起業家支援の一環として募集された海外研修プログラム「ベトナム留学プログラム」にも自らチャレンジしました。長期休暇を利用して参加した1週間のベトナム留学では、課題の解決策を考えて発表するプロジェクトの中で、街に出て現地の方に直接話を聞き、自分で情報収集するというフィールドワークを行いました。何もレールが敷かれていない環境で、どんな状況でもまずはやってみようという度胸が付きましたし、収集した情報をもとに解決策を生み出す経験も、現在の仕事の礎になっています。
※梅田キャンパスでは、特定の学部を設置せず、多様な学生・社会人を対象としたさまざまプログラムを展開しています。

Q.5
これから関西大学を受験する高校生にメッセージ

「夢へのチャレンジ」を応援してくれた関西大学。

関西大学は「学生の夢を応援してくれる大学」だと実感しています。ベトナム留学時にお世話になった職員の方に「アナウンサーになりたい」という夢を伝えると「ぜひ一緒に叶えよう!」と学内イベントの司会を任せてくださったり、キャンパスを訪れる社会人の方をご紹介してくださったりと応援してくれました。そのおかげで人脈も広がり、さまざまな挑戦の場をいただきました。
関西大学は、挑戦する気持ちを後押ししてくれ、不安な気持ちに寄り添って手厚くサポートしてくれる先生や職員の方々、環境、そして仲間と出会える場所です。私の夢は、関西大学で過ごした4年間があったからこそ、叶えられたと思います。皆さんも夢への一歩を、たくさんの出会いがある関西大学でふみ出してもらえたら嬉しいです。応援しています!