オンライン授業化のあゆみ
関西大学では、学生の健康と安全の確保を優先し、2020年度春学期は原則として「インターネットを活用した遠隔授業(オンライン授業)」を実施いたしました。オンライン授業実施にあたっては元々活用していた
「関大LMS(KU Learning Management System)」という学習管理システムを使い、リアルタイム遠隔授業や講義動画配信、教材提示などの授業を行いました。
〈History〉
日 付 |
方針 |
対応 |
3 月 23 日 |
4月6日からの2週間を原則休講とすることを決定 |
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4 月 8 日 |
政府による緊急事態宣言を受け、4月20日以降は原則オンライン授業を実施することを決定 |
この間、LMSが多くの学生の使用に耐えられるようにシステム環境の増強対応を実施。LMSの負荷を軽減する使用方法などを整理し周知。 |
4 月 20 日 |
オンライン授業開始 |
4 月 30 日 |
2020年度春学期授業は原則オンラインで実施することを決定 |
5 月 18 日 |
大阪府による休業要請解除を受け、5月31日まで一部の実験・実習等の科目に限り対面型授業を実施することを可能とすることを決定 |
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6 月 8 日 |
6月15日以降はオンライン授業をベースに一部対面型授業実施を可能とすることを決定 |
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2020年前半によくいただいた
授業・プログラムに関する
ご質問
- 新型コロナウイルス感染症の
影響を受けて、
留学プログラムなどは
どのようになって
いるのでしょうか?
-
2020年度に派遣予定だったプログラムは、ほとんどが中止となっていますが、今後の振替派遣の検討や新しいオンライン留学プログラムを実施しています。
- オンライン留学プログラム
アジア太平洋大学交流機構(UMAP)との共催によるオンライン留学プログラム「UMAP-COILプログラム」を実施。
約7週間に渡り世界最大36カ国・地域の学生とSDGsなどの国際的な問題についてグループディスカッションやプレゼンテーションを通して共に学べる。
その他、アジアやオーストラリアの現地学生と交流しながら学べるオンライン英語プログラムを実施。SDGsに関するワークショップや、キャリア形成に関するアクティビティを通して海外への視野を広げることができる。
- 派遣中止
全学部対象の「2020年度夏季短期プログラム」「2020年度秋学期派遣中長期プログラム」
- 秋学期の実施プログラムを検討中
「GoLDプログラム」(経済学部)
- 派遣中止
「海外ワークショップ(ビジネスリーダー特別プログラム科目)」「BestA(海外ビジネス英語プログラム)」(商学部)
- 派遣中止
夏季の「海外研修プログラム」(政策創造学部)
- オンラインまたは対面で大学の授業を受講
「スタディ・アブロード・プログラム」(外国語学部) ※渡航先もしくは国内にて受講
- 派遣中止または延期を検討中
「グローバル人材育成プログラム」海外体験研修、海外インターンシップ、短期・中期留学(システム理工学部電気電子情報工学科、化学生命工学部)
「グローバル人材・企業体感プログラム in シリコンバレー」(理工系学部)
- 実習科目などはどのように
なっているのでしょうか?
-
オンラインに切り替えて実施をしていますが、
感染防止対策をとりながら少人数で対面型を再開している実習授業もあります。
理工系学部の実験や実習の授業はもちろん、社会学部の一部の実習科目(「メディア制作実習」「映像基礎実習」など)、総合情報学部の「映像実習」なども再開しています。また、人間健康学部の社会福祉士国家試験受験資格である「相談援助実習」については、2020年度は学外での実習を取り止めていますが、全ての実習を学内にて実施しています。
- 学生への修学支援は
どのようになっていますか?
2021年度入学生向けにも
支援はありますか?
-
「学びを止めない」をスローガンに、環境整備支援や、
経済的に困難を抱える学生への経済支援を実施しています。
インターネット環境整備への支援策としては、全学生対象に「Wi-Fiルーターやノートパソコンの貸し出し」を行いました。「関西大学家計急変者給付奨学金制度」では、従来の年間24万円の奨学金給付に加え、家計支持者の収入が大幅に減少した場合に年間12万円を給付する制度を新規に導入しました。本制度は2021年度新入生を対象に次年度も継続実施します。これら支援の詳細については、こちらをご参照ください。