入試

主要3教科の出題分野や出題形式、攻略法を確認して受験対策に生かそう!

分析:ベネッセコーポレーション

  • 英語
  • 国語
  • 数学(理系)

出題分野

説明文読解が中心!
会話文や文章整序も出題される!

読解の大問が計3題で、それぞれがAとBに分かれているので、実質的には6問構成と考えるとよいでしょう。
大問Ⅰは日常的な会話文の空所補充と、6つに分けた説明文の並べ替えであり、文の流れを理解する力が求められます。大問Ⅱと大問Ⅲは2つの異なる説明文を通して、詳細に内容を理解する力と大意を理解する力の両方が求められます。
英文自体はそれほど難解ではありませんが、時間配分を考えて進めていく必要があります。

〔 英語出題割合 〕
※直近3年間の傾向

出題形式

全問がマークセンス方式!文章整序も出題される!

大問ⅠAは空所補充で、Bは文章整序です。指定された最初の文を手がかりに、語彙・内容から文章全体の並べ替えをします。大問ⅡAは長文中の空所補充で、Bは本文の内容を示した文章を完成させる選択問題です。
大問ⅢAは下線部の内容に合うものを選択する問題で、Bは本文の内容を示した文章を完成させる大学入学共通テストに似た問題です。
空所補充は語彙の知識が問われるものもありますが、会話や文章の流れを読み取ることが重要です。

〔 読解問題の出題形式 〕
※直近3年間の傾向
関西大学 英語の
攻略法1
長めの会話文と説明文に慣れる!

説明文と会話文に数多く触れて、慣れておくことが必要です。その練習のなかで、自分がしっかりと文章の意味をとらえられているかを確認しておきましょう。会話文では、日常会話ではなく、意見交換を含むような200語程度の文章を選んで、問題を解いてみましょう。

攻略法2
基本的な文法・語彙は確実に押さえよう!

文法や語彙を直接問う出題はありませんが、文章の内容を把握するには基本的な文法と語彙の知識が必要です。文章の流れを読むためにも、読解問題のキーになる語句や表現を身につけておけば大いに役立ちます。文章整序にも同様の知識が必要です。接続詞や副詞などの知識があれば、文章のつながりを適切に判断できます。

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出題分野

現代文評論と古文の大問2問で構成。読解力を問う設問を中心に、漢字も出題。

現代文評論、古文ともに、文章内容の把握と理解を問う設問が中心です。
現代文評論では、4000字を超える長文の出題も見られ、選択肢も長い傾向があります。読解問題以外に、日程によって漢字の書き取り、漢字の同一意味選択問題も出題されます。古文の文章も比較的長めで、和歌を含む文章の出題も見られます。
現代文評論も古文も、ごく一部の設問(現代文評論の漢字および古文の現代語訳)を除き、本文に傍線が付されていないため、長文を素早く読み、該当箇所を見つけて読み取る力が求められます。

〔 出題分野 〕
※直近3年間の傾向

出題形式

選択形式の設問が中心。日程によっては記述形式での出題も!

現代文評論の選択形式の設問では、150字を超える選択肢が並ぶこともあり、選択肢の長さに慣れておく必要があります。
記述形式の設問は、現代文評論の漢字や内容説明、古文の現代語訳などに見られます。現代文評論の記述問題は50字程度とそれほど長くありませんが、把握した内容を的確にまとめる力が必要です。古文の現代語訳は、単語や文法などの基礎力を前提に、人物や場面、展開を把握できているかが問われます。

〔 読解問題の出題形式 〕
※直近3年間の傾向

※上記は「全学日程1」のみの割合。「全学日程2」は全問マークセンス方式で実施。

関西大学 国語の
攻略法1
長文全体を通読して要旨をつかみ、文字数の多い選択肢を吟味する練習を!

問題文に傍線が付されていないため、対象の箇所を探し出して解答に必要な要素をとらえる力が必要です。キーワードに印をつけ、要旨をメモするなどしながら長文を通読する練習を積みましょう。選択肢を絞り込む際は、解答に必要な内容が正しい形で含まれているかどうかを、必要な要素ごとに他の選択肢と比較して吟味するのがコツです。

攻略法2
記述形式の問題の対策と漢字の対策は、繰り返しが大切!

「全学日程1」で出題される記述形式の問題は、必要な要素を箇条書きにしたうえで、過不足なくまとめる練習を繰り返しましょう。漢字の問題は、確実な得点源となるので、早くミスなく解けるようにドリルなどに取り組みましょう。日ごろから辞書を引く習慣をつけ、評論読解の基礎となる語彙力を養う努力も大切です。

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出題分野

数学ⅢCからの出題が中心で、標準的な難易度の問題が多い。
出題範囲の全単元の対策も必要!

大問4問の構成で、数学ⅢとCの出題割合が高く、とくに、数学Ⅲの微分法・積分法は頻出単元です。第4問は、数学ⅢやCを含む様々な単元の内容を問う小問集合です。また、複数単元からなる融合問題も出題される傾向があることから、出題範囲のすべての単元について対策を怠らないことが大切です。模試などでも扱われやすい「標準レベル」の問題が多いので、しっかり対策すれば高得点をねらえます。

〔 科目別(大問単位)〕
※直近3年間の傾向
〔 単元別(大問単位)〕
※直近3年間の傾向

出題形式

記述形式と空所補充形式で出題!第4問は小問集合!

記述形式と空所補充形式の形式で出題され、空所補充形式の割合がやや高めです。記述形式では、図示の問題も見られ、ポイントを押さえた正確な答案(図を含む)を書く力、論理的で読みやすい答案を書く力が問われます。空所補充形式では、正確に答えを導く力が必要です。そのためには、効率よく計算をして計算量を減らす工夫や、見直しがすぐにできるように計算過程や根拠もわかりやすく書き残しておくことが有効です。

〔 出題形式 〕
※直近3年間の傾向
関西大学 数学の
攻略法1
入試本番を想定して、実戦力を強化する!

まず、基本解法をすぐに引き出せるように、問題演習を通して定着させましょう。また、制限時間内にすべて解くためには、適切に時間配分することも重要です。そのためには日ごろから、解答に必要な時間を読み、どのような順番で解くかを意識して、演習や模試に取り組みましょう。

攻略法2
空所補充形式の対策も踏まえて記述対策を!

記述力は、空所補充形式でも必要な力であり、見直ししやすい答案は、正確な答えを導くことにもつながります。ポイントは、考えた根拠や道筋を示すこと、計算の過程も省略しすぎないことです。日ごろの演習では、模範解答を参考に解答を再現できるよう、必ず自分で書いてみることを習慣にしましょう。

共通テスト・関大一般入試
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先輩の

合格を勝ち取った先輩たちの体験談を参考にしよう!

模試判定を覆し、試験本番で自己最高点を達成

〈文系の先輩〉

社会学部 社会学科 心理学専攻

1年次生

藤田 美紀 さん

和歌山/県立桐蔭高校出身

10月
5月頃から基礎固めを始めたものの伸び悩み、秋までの模試判定はD・Eの連続。模試と入試問題は傾向が違うと割り切り、間違った問題の解説に目を通し、理解するように心がけました。
12月
関西大学の週去問題には12月頃より着手し、英語の文整序問題に苦戦しましたが、傾向を理解し、対策を重ねることで、徐々に文章の流れをつかむコツが分かり、自分なりの攻略法を確立。
2月
過去問題分析は入試直前まで行い、時間配分や注意点などをノートに記録。受験当日も見直したうえで挑んだ結果、英語は自己最高点を達成し、無事合格を果たしました!
藤田先輩の
試験地
和歌山
受験学部
社会学部
  • 全学日程1・2(2/1、2/3、2/5)‥‥‥3教科型

    英・国・選択科目の3教科!

  • 全学日程2(2/7)‥‥‥3教科型【同一配点方式】

    3教科の配点が同じ!

  • 共通テスト利用入試(併用)‥‥‥2科目型
藤田先輩の関大入試
問題を解いた数だけ自信が生まれ、戦略を立てることができた!

7年分の過去問題に挑戦。複数年分に取り組むことで頻出単語を発見。解説文にも目を通して解答のヒントを見つけました。

受験機会の確保と自分の体力を考慮した出願戦略

試験の雰囲気に慣れるために複数日受験をすると決めました。ただし、模試の翌日は疲れが出ていた経験から、受験日が連続しないように工夫し、英語の配点が変わる【同一配点方式】も選択。共通テスト利用入試(併用)も受験するなど機会を増やしました。

基礎固めとミスに向き合う対策。地道な努力が合格につながる

〈理系の先輩〉

化学生命工学部 化学・物質工学科

1年次生

深谷 紗菜 さん

愛知/県立豊丘高校出身

10月
苦手な英語は夏までに基礎固めを終える計画でしたが、10月時点でできていないことを自覚。ミスをした問題を繰り返し解くことで、どこにつまずいていたのかを把握しました。
11月
苦手分野を把握し、11月頃には理解して解答できるように。同時期に行っていた国公立大学二次試験に向けた記述対策は、関西大学の数学にも生かせました
12月
12月以降は共通テスト対策中心に。共通テスト終了後は関西大学対策にすぐに切り替え、苦手意識のあった英語はより多くの週去問題に取り組みました
深谷先輩の
試験地
名古屋
受験学部
化学生命工学部
  • 全学日程1(2/2)‥‥‥3教科型【理科設問選択方式(2科目型)】
  • 全学日程2(2/5)‥‥‥3教科型【理科設問選択方式】
  • 全学日程2(2/7)‥‥‥3教科型【理科設問選択方式(理数重視)】
深谷先輩の関大入試
得意科目を生かせる入試方式をチェック

数学と化学が得意科目だったので、それらの配点の高い3教科型【理科設問選択方式(理数重視)】は自信を持って臨めました。【理科設問選択方式】でも、化学を生かして解答するように作戦を立て、受験しました。

長文読解対策は音読でトレーニング

苦手な英語に慣れ親しむよう音読に取り組みました。続けるうちに速読力が向上し、長文読解の分量が多い関西大学の英語や、時間に追われながら解いていた共通テストの英語対策にもなりました。