法学を学ぶことで、働き方や仕事の選び方が違ってくるかもしれない(原准教授)
会社法に限らず、法を学ぶことは法曹実務家をめざす人と、それ以外の進路で、法の知識を生かす人の両方にとって役に立ちます。法曹実務家にとって、会社法は重要な基本法の一つであり、企業法務を主に扱う弁護士(ビジネス・ロイヤー)にとっては必須の分野です。また、民間企業に就職する人にとっても、会社という組織を法的に理解することには意味があります。実際に会社の中で働く前に、会社に出資をする株主、資金を貸す債権者、実際に会社を経営する役員の関係を理解することで、自分自身の働き方や仕事の選び方が変わってくるかもしれません。学生の皆さんにとって、会社法は実感がわきにくい分野かもしれませんが、大学で学ぶことの多くは、今まで知らなかった世界をのぞくことだとも言えるでしょう。臆することなく、少し難解な法の世界に飛び込んでみてほしいと思います。