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⼊試イベント


─ システム理工学部 ─
2026 4 開設

2026年4月に、システム理工学部に日本初の学科となる「グリーンエレクトロニクス工学科」を開設。

GREEN ELECTRONICS
ABOUT


「グリーンエレクトロニクス」とは、「グリーン=持続可能な社会に向けて環境に配慮した」「エレクトロニクス=ハードウェア・ソフトウェアを⽣み出し、使いこなす電⼦⼯学技術」を意味します。具体的には、スマホやパソコン、EV(電気⾃動⾞)などに搭載されている半導体デバイスを中⼼に、ハードウェアとソフトウェアの両⾯から、資源循環を意識した原料、電⼒消費量の少ない集積回路設計、その回路を⽤いたエネルギー効率の⾼いAIアルゴリズムの開発などを学ぶ、⽇本初の学科です。
デジタル化が進む現代において、⾼性能と省電⼒を両⽴させることは世界的な課題ともいわれています。新学科では、この分野で求められているGX(グリーントランスフォーメーション)⼈材を育成します。

グリーン 〈 環境に優しい 〉

持続可能な社会のために
環境に優しく

エレクトロニクス 〈 電気工学技術 〉

ハードウェア・ソフトウェアを
生み出す・使いこなす
電子的なテクノロジー

BACKGROUND

海外ではすでに注⽬され、AI分野では「グリーンAI」という⾔葉も広がり始めています。ある試算では、2026年には⽣成AIに関連する電⼒消費量が⽇本の総電⼒に匹敵する可能性があるともいわれています。こうした膨⼤な電⼒消費は、化⽯燃料の使⽤やCO2排出を通じて環境に⼤きな影響を与えます。その⼀⽅で、⽣成AIは社会に欠かせない技術として今後も利⽤が拡⼤していくでしょう。だからこそ、AIの性能を維持しつつ消費電⼒を抑えることが重要です。半導体設計や製造の視点から環境問題の解決に挑む「グリーンエレクトロニクス」は、環境配慮とデジタル技術の両⽴によって持続可能な社会の実現をめざしています。

WEBコラム
環境問題の解決に貢献する
高性能化
省電力化
グリーン
エレクトロニクス
工学科
FEATURES

1

環境に配慮した
エレクトロニクス技術の
体系的な学び

  • 半導体デバイスの設計・製造から、集積回路、ソフトウェア技術までを網羅して学べる。
  • それらの技術が「環境に与える影響」を考慮し、低電⼒化や資源循環を意識した設計を学べる。
  • 「グリーンエレクトロニクス概論・応⽤」などの科⽬を通して、環境問題との関連性を横断的に理解できる。
2

多彩なカリキュラムと
少⼈数教育

  • 「デバイス・物性」「装置・加⼯・計測・制御」「アナログ・ディジタル集積回路」「数値計算・情報」の4分野を柱に、数学・物理・化学の基礎から応⽤まで段階的に学習できる。

  • 定員62名の少⼈数制で、きめ細かな指導とアットホームな学びの環境を提供。

4

グローバルな視野を育む
海外連携

  • 台湾など半導体先進国への短期留学プログラムを⽤意。英語での国際協働を通じて、グローバル⼈材としての素養を身に付けられる。

  • 海外⼤学との共同研究や学⽣交換、ダブルディグリープログラムも検討中。

3

実践⼒を養う
PBL(課題解決型学習)と
実験・実習

  • 半導体関連企業と連携し、現場の課題を学⽣が解決するPBLを実施。

  • 「クリーンルーム」での実験・実習や、プログラミング実習を通じて、実践的なスキルを修得できる。

クリーンルームって?

空気中の微細な塵や粒⼦、温湿度、圧⼒など様々な環境条件を制御できる部屋であり、半導体や精密機器などの製造現場には⽋かせない施設。研究⽤で持つ⼤学は多いものの、教育⽤として学科生全員が実習で使⽤できる環境は⾮常に珍しい。

4

グローバルな視野を育む
海外連携

  • 台湾など半導体先進国への短期留学プログラムを⽤意。英語での国際協働を通じて、グローバル⼈材としての素養を身に付けられる。

  • 海外⼤学との共同研究や学⽣交換、ダブルディグリープログラムも検討中。

CURRICULUM

4

1年次と2年次は、数学・物理・化学の基礎をしっかりと学びます。そのうえで、2年次から4年次にかけては、電⼦⼯学の専⾨的な知識と技術を体系的に学んでいきます。特に、ソフトウェア分野を丁寧に学んでもらうため、1年次から3年次までは毎学期、プログラミング実習を設定しています。
また、環境問題を学ぶ授業としては、1年次から3年次まで「グリーンエレクトロニクス概論」「グリーンエレクトロニクス応⽤」といった科⽬を設けています。これらの授業では、その年次で学ぶ半導体技術が、どのように環境問題に関わっているのか、さらにはその解決に向けて、今どのような技術が求められているかを学びます。授業は、学科の教員だけでなく、半導体関連の企業や環境問題の専⾨家など、外部からも有識者を招いてリレー形式で講義を⾏う予定です。 その他、PBL(課題解決型学習)授業では、半導体製造装置を扱う企業に協⼒をお願いし、実際の現場が抱える課題を学⽣に共有してもらいます。学⽣は学んだ知識や技術を使って課題解決をめざします。

1 年次
【基礎科目・教養科目】
  • グリーンエレクトロニクス概論
  • 数学基礎
  • 物理基礎
  • 電気基礎
  • 情報基礎
  • データサイエンス入門
2 年次
【専門科目】
  • グリーンエレクトロニクス応用Ⅰ
  • 数学・物理:確率・統計、電磁気学 等
  • デバイス物性:化学基礎、電子物性基礎、固体物性基礎 等
  • 装置・加工・計測・制御:信号処理、計測工学 等
  • アナ・デジ集積回路:アナログ電子回路 等
  • 数値計算・情報:応用プログラミング 等
  • クリーンルームでの実験・実習
  • 海外体験研修やデータサイエンス基礎PBL
3 年次
【専門応用科目】
  • グリーンエレクトロニクス応用Ⅱ
  • デバイス物性:半導体デバイス工学、電気電子材料 等
  • 装置・加工・計測・制御:基礎制御工学、LSIプロセス工学 等
  • アナ・デジ集積回路:集積システム設計、ディジタル電子回路 等
  • 数値計算・情報:データ解析演習、システム実装演習 等
  • クリーンルームでの実験・実習
  • 海外ラボインターンシップや、データサイエンス応用PBL、産学連携PBL
4 年次
【研究をスタート】
  • 研究室に配属され、
    研究活動開始
大学院
【研究の深化】
【研究テーマ(イメージ)】
  • 低電力自己組織化マップ用ハードウェアとその応用
  • 環境に優しい高分子の基礎物性評価とデバイスへの応用
  • 進化計算によるシステム最適設計支援
  • 音響信号処理技術のハードウェア実装
  • 次世代パワー半導体材料・デバイス(GaN、SiC)
  • 雨滴の流れを利用した環境発電素子の高効率化技術開発
  • 粒子マニピュレーション技術を用いた高機能材料・デバイス開発
  • ナノ・原子層反応プロセスと光学特性評価
  • グリーンナノファブリケーション(低環境負荷な電子デバイス製造方法の開発)
  • 集積回路設計技術とその応用
※各学年で修得する科目の内容に対応した
グリーンテクノロジーを紹介
GREEN ELECTRONICS

自動車・電子機器関連のキャリア自動車・
電子機器
AI・ソフトウェア関連のキャリアAI・
ソフトウェア
医療機器関連のキャリア医療機器

半導体設計(ファブレス)/製造(ファウンドリ)業界を中心に、電気機器業界での半導体を用いた事業開発、商品開発、技術開発など、エコと便利や安心安全、どちらも叶える製品やソフトの開発など、どの業界でも、世界的にも、大量に必要となる GXインベンター(GX推進において、環境と経済の両指標から重要なビジネスや技術を発見・開発することができる人材)として活躍できます!

グリーンエレクトロニクス人材のニーズは
広い分野で、とても高い!

多様な業界への就職が期待できるGX(グリーントランスフォーメーション)人材ですが、
2035年までに200万人の雇用が不足すると言われており、人材ニーズは非常に高くなっています。

想定されるエンジニアとしての職種
  • 回路設計
  • アプリケーションエンジニア
  • 製品企画
  • Webエンジニア
  • 研究開発
  • システムエンジニア
  • 機械(光学)設計
  • サーバーエンジニア
  • 生産技術
  • 技術営業
  • 分析及び評価
  • 品質管理・品質保証
想定される業界や仕事
  • 半導体デバイスメーカで設計(ファブレス)や製造(ファウンドリ)
  • 電子機器製造メーカーで商品開発
  • ITや製造業、サービス業でデータサイエンティスト
  • 情報通信業でネットワークの企画や設計、メンテナンス
  • ウェーハメーカーで半導体デバイスの材料製造
  • 半導体製造装置メーカーで装置設計
  • 半導体商社で技術サポート
MESSAGE

  関西大学グリーンエレクトロニクス工学科
新設に寄せて

このたび、関西大学におかれまして「グリーンエレクトロニクス工学科」を新設されましたこと、心よりお祝い申し上げます。
大量生産・大量消費の20世紀が終わり、地球が有限であるという認識が広く共有される今、これまでとは異なる社会課題の解決と、新たな価値創出を担う人財を育成されるという貴学の理念に、深い敬意を表します。

半導体は今や、社会インフラの一部といっても過言ではありません。
もはやそれなしでは生活が成り立たないスマートフォン、カーボンニュートラルの実現、劇的に進化する人工知能(AI)など、社会のあらゆる変革の基盤を支えているのが半導体です。
ロームもまた、こうした変化に対応すべく、パワー半導体やアナログ技術を通じて、持続可能な社会の実現に挑戦しています。

ただ、今はまさに変革の時代であり、「次に何が来るか」は誰にも予測できません。
だからこそ、現状に対して健全な疑問を持ち、新しいこと・未知のことに果敢に挑む、幅広い視野と柔軟な発想を備えた人財が求められています。
その意味で、貴学が新設された本学科のテーマ「未来を変える学び」は、まさに時宜を得たものであり、これからの半導体産業を支える人財像と重なります。
学生の皆さんには、日々の学びを通じて「自らが現実を動かしている」という手応えを感じながら、恐れずに未知へ挑戦してほしいと願っています。
失敗を恐れず挑む経験こそが、実社会で発揮される真の強さとなるでしょう。

そして、いつの日かロームをはじめとする技術産業の舞台で、培った知識と情熱を存分に発揮されることを心より期待しています。
最後に、関西大学システム理工学部グリーンエレクトロニクス工学科が、次世代半導体産業を担う広い視野を持つ人財を多数輩出し、関西ひいては日本の産業発展に大きく貢献されることを祈念申し上げます。

  次代を担う
“グリーンエレクトロニクス人材”に期待

生成AIの急速な進展は、半導体デバイスの微細化や3次元化にとどまらず、材料開発からシステムレベルの統合に至るまで、半導体技術の進化を加速させています。次世代の半導体を支えるには、複雑化するデバイスアーキテクチャや新材料の開発に加え、環境負荷の低減という社会的要請にも応えていく必要があります。特に、デバイスの微細化が進むことでプロセス工程数が増え、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量が増加することが大きな課題となっています。これに対応するためには、産官学の連携による革新的かつ環境に配慮したプロセスソリューションの開発が不可欠です。

このような時代において求められるのは、半導体に関する高度な専門知識に加え、持続可能な社会の実現に向けた強い意志と、広い視野を持って課題を俯瞰し、解決策を導き出す力です。さらに、グローバルな視点で情報を収集・活用し、総合的な価値を創出できる人材が必要とされています。

このたび関西大学システム理工学部に新設される「グリーンエレクトロニクス工学科」は、物理・化学といった基礎学問に加え、半導体の実装技術や応用分野に至るまで、実践的かつ体系的なカリキュラムを備えています。また、企業との産学連携や国際的な共同研究を通じて、世界を舞台に活躍できる力を育む環境が整っています。 本学科から、次代の半導体産業を牽引し、技術革新と環境調和を両立させる「グリーンエレクトロニクス人材」が数多く輩出されることを、心より期待しています。

株式会社SCREEN セミコンダクターソリューションズ
技術戦略担当執行役員
三河 巧
  関西大学「グリーンエレクトロニクス工学科」HPへの寄稿

関西大学「グリーンエレクトロニクス工学科」の新設を、心よりお祝い申し上げます。
持続可能な社会の実現に向けて、環境負荷を低減しながら高性能を追求するエレクトロニクス技術は、今まさに世界が求める分野です。本学科の誕生は、次世代の技術者・研究者がこの重要なテーマに挑戦するための大きな一歩であり、産業界にとっても大きな希望です。

地球温暖化や資源制約、エネルギー需要の増加といった課題は、私たちの生活や産業活動に深く関わっています。エレクトロニクス技術は、これらの課題解決に直結する力を持っています。三菱電機では、省エネルギー性能を飛躍的に高めたインバーター技術や、再生可能エネルギーを効率的に利用するパワーコンディショナー、さらには次世代パワー半導体であるSiC(炭化ケイ素)デバイスの開発などを進めています。これらは、送配電からモーター駆動、鉄道車両、空調機器に至るまで幅広い分野で活用され、CO₂排出削減に貢献しています。

私たちは、大学との共同研究や人材交流を通じて、新しい価値を創造することを重視しており、大学の基礎研究と企業の応用技術が融合し社会実装へとつながる成果が生まれています。グリーンエレクトロニクス工学科が、産業界と連携しながら新しい技術や製品を生み出す拠点となることを、心から期待しています。

グリーンエレクトロニクスの分野は、まだ多くの未開拓領域を残しています。新しい材料、新しい回路、新しいシステムなど、そのすべてが、皆さんの柔軟な発想と挑戦心によって進化します。失敗を恐れず、好奇心を持って挑戦することが、未来を切り拓く力になります。世界に通用する技術者・研究者として羽ばたくために、ぜひこの学びの場を最大限に活用してください。

持続可能な社会の実現は、一企業だけでは成し得ません。大学、産業界、そして社会全体が手を携え、より良い未来を創る。その中心に、グリーンエレクトロニクス工学科が立ち、次世代を担う人材と技術を生み出すことを心から願っています。

三菱電機株式会社
上席執行役員 知的財産担当、研究開発本部長
岡 徹
 

このたびは、グリーンエレクトロニクス工学科の設立、誠におめでとうございます。

持続可能な社会の実現に向けて、グリーンエレクトロニクスは次世代産業を支える中核技術です。
関西大学様における「グリーンエレクトロニクス工学科」の新設は、環境負荷低減と先端半導体技術の融合を目指す私たちにとって、大きな希望となります。
ヌヴォトンテクノロジージャパンは、AIoT・モビリティ・エネルギー分野において、

・低消費電力半導体
・電池制御技術
・パワー半導体材料

など、環境と共生する技術開発を推進しています。さらに、産学連携や社会課題解決型スタートアップ支援を通じて、未来を切り拓く活動を続けています。
この学科で育成される高度な専門知識と実践力を備えた人材が、カーボンニュートラルや循環型社会の実現に向けたイノベーションを加速し、グリーンテクノロジーの新たな価値創造に貢献することを強く期待しています。
関西大学様とともに、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けてまいります。

ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社
代表取締役会長
小山 一弘
  グリーンエレクトロニクス工学科の
創設に寄せて

この度のグリーンエレクトロニクス工学科創設を心よりお祝い申し上げます。

現代社会において、環境問題やエネルギー効率の向上が求められる中、グリーンエレクトロニクスの知識を持った人材の育成は一層重要性を増しています。

近年は生成AIの発展で、ストレージへの要求はさらに高度化、多様化しています。特に高速・低消費電力の半導体メモリ・SSDなどの研究・技術開発が急務となっており、技術の進歩だけでなく、環境問題に対する深い理解を持つ人材が必要です。NAND型フラッシュメモリを発明して以来デジタル社会の発展に貢献してきたキオクシアも、持続可能な社会の実現に向けた技術開発を推進する中で、自ら課題設定・課題解決できる、イノベーションを起こせる技術者の育成を進めています。

貴学において、いち早くグリーンエレクトロニクス工学科が、半導体デバイスの特性や集積回路設計、そしてAI技術を組み合わせたカリキュラムを通じて、実社会の課題に先んじて取り組むことを大いに期待しています。特に、プロジェクト学習、産学連携、共同研究を通じて、実際のデータや技術を活用することで、理論と実践の両方を身につけてほしいと願っています。

グリーンエレクトロニクス工学科の卒業生の皆さんが、持続可能な技術を実現するリーダーとして成長し、未来のエレクトロニクス業界を牽引することを心から願っています。この新しい学科が、次世代の環境意識を備えたエンジニアを育成する場として大きな役割を果たすことを信じております。

キオクシア株式会社
常務執行役員 技術統括責任者
宮島 秀史
  持続可能な未来を拓く
「グリーンエレクトロニクス」の志に寄せて

関西大学システム理工学部における「グリーンエレクトロニクス工学科」の新設を心よりお慶び申し上げます。

現在、グローバル社会は、かつてないスピードで構造的な変革を迫られています。私たちパナソニックグループは、 「技術未来ビジョン」において、一人ひとりの「幸せ(Well-being)」と「持続可能な地球環境(Sustainability)」を テクノロジーの力で止揚し、次世代へ繋ぐことを最優先の使命として掲げております。
このビジョンを具現化する鍵のひとつが、エネルギーの最適化と資源の循環を司る、 高度なグリーンエレクトロニクス技術に他なりません。

<学問の融合が生み出す「解」>
新設された貴学科の構想を拝見し、その先見性に深い感銘を覚えました。 材料、デバイス、制御、そしてシステム。 これまでは個別の専門領域として深化してきた知を、「グリーン(環境)」を旗頭に統合する試みは、 まさに現代の産業界が切望するパラダイムシフトです。
ミクロな物性からマクロなシステムまでを俯瞰的に捉える「横断的な知性」は、必然的に学際領域を含めた知の融合を促し、 その姿勢こそが複雑に絡み合った社会課題を紐解き、真のイノベーションを創出するための羅針盤となるでしょう。

<共に未来を創る若きエンジニアの皆様へ>
これからのエレクトロニクスは、利便性の向上を超え、「生命の営みと調和する技術」へと昇華していく必要があります。
貴学科が、伝統と革新が共存する学び舎において、学生の皆様が自由な発想で研鑽を積まれ、未来の景色を 塗り替えていくことを期待して止みません。皆様が探究するその一歩一歩が、人類と地球が共生する豊かな未来への 確かな足跡となると思います。
私たち産業界もまた、高い志を持つ皆様と共に歩み、より良き社会を創造していきたいと考えます。
グリーンエレクトロニクス工学科の輝かしい発展と、関係各位の益々のご健勝を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。

パナソニック ホールディングス株式会社
グループCTO
小川 立夫
  光半導体が拓く
グリーンエレクトロニクスの未来

関西大学システム理工学部「グリーンエレクトロニクス工学科」のご新設を、心よりお祝い申し上げます。

デジタル社会の進展、生成AIの急速な発展により、世界のデータ流通量は飛躍的に増大しています。それに伴い、データセンターをはじめとする情報インフラの消費電力は大きな社会課題となっています。持続可能な社会の実現のためには、単に半導体の高性能化を追求するだけでなく、「いかにエネルギー効率を高めるか」という視点が不可欠です。

その中で、重要な役割を担うのが光半導体技術です。

電気信号を光信号へ変換し、高速かつ低損失で情報を伝送する光デバイスは、データセンター内部や都市間通信の消費電力削減に大きく貢献しています。特に半導体レーザーや光変調器などの光半導体は、情報社会を支える基盤技術であり、エネルギー効率と情報処理能力の両立を実現する鍵となっています。
私たちは、長年にわたり培ってきた光半導体技術を通じて、より高効率・高信頼な光デバイスの開発と製品化を推進し、持続可能な情報社会の構築に取り組んでいます。今後ますます高度化するAI・クラウド基盤においても、光技術は不可欠な存在であり続けるでしょう。

グリーンエレクトロニクス工学科が、物理・材料・デバイス・システムを横断的に学び、環境と調和した次世代エレクトロニクスを創造する人材を育成されることを大いに期待しております。特に、電気と光の両分野を俯瞰し、新たな技術融合を生み出せる人材の輩出は、世界における日本産業の競争力強化に直結するものと考えます。未来の社会は、「情報の高度化」と「環境負荷低減」を同時に実現しなければなりません。その中心に立つ技術と人材が、この新しい学科から生まれることを心より祈念申し上げます。

日本ルメンタム株式会社
代表取締役社長
岩藤 泰典
 

関西大学「グリーンエレクトロニクス工学科」のご新設、心よりお祝い申し上げます。

地球環境への配慮が不可欠な現代において、地球温暖化防止としてのカーボンニュートラル対応や今後の社会のあらゆる変革を支えるAIをはじめとする半導体技術は、まさに社会課題の解決に向けた大きな役割を担っています。 貴学がこの度、環境負荷低減と先端半導体技術の融合を目指す「グリーンエレクトロニクス工学科」を新設されたことは、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩であり、我々の未来に大きな変革を起こすことが出来る大切な学びの場となると思います。

本学科の実践的かつ体系的なカリキュラムは、物理・化学といった基礎学問から半導体の実装・応用分野までを網羅し、企業との連携も通じて、未来を切り拓く「グリーンエレクトロニクス人財」を育成されるものと確信しております。

学生の皆様には、失敗を恐れず、あらゆるものに好奇心を持って挑戦する学びを通じて、未来を変える手応えを感じていただきたいと願っております。本学科から輩出される皆様が、次世代半導体産業を牽引し、革新的な技術と環境調和を両立させ、日本の産業発展、ひいては世界が求める持続可能な社会の実現に貢献されることを、心より期待申し上げます。

イビデン株式会社
代表取締役 会長
青木 武志
  関西大学グリーンエレクトロニクス工学科
新設に寄せて

― エネルギーの使い方を設計するという挑戦 ―

このたび、関西大学システム理工学部に「グリーンエレクトロニクス工学科」が新設されましたことを、心よりお祝い申し上げます。
環境とテクノロジーの本質的な融合を教育の中心に据え、次世代社会を支える人材を育成される貴学の先見性に、深い敬意を表します。

半導体は、もはや単なる電子部品ではありません。
エネルギーをいかに生み、変換し、制御し、無駄なく使うか――
その設計思想そのものが、社会の持続可能性を左右する時代に私たちは立っています。

インフィニオンは、
DecarbonizationとDigitalizationを推進することにコミットし、パワー半導体およびセキュリティ、マイクロコントローラ、コネクティビティを中核とする技術を通じて、「エネルギー効率の最大化」と「デジタル社会の信頼性」を世界規模で追求してきました。
電動化、再生可能エネルギー、AI、モビリティ、産業インフラといった分野において、私たちが提供しているのは単なるデバイスではなく、より良いエネルギーの使い方そのものです。

今後の半導体産業に求められるのは、性能向上だけではありません。
環境制約、資源制約、社会的要請を前提とした上で、システム全体を俯瞰し、最適解を設計できる人材です。
物理・材料・回路・ソフトウェア、さらには社会実装までを横断的に理解する力が不可欠になります。

その意味で、グリーンエレクトロニクス工学科が掲げる教育理念と実践的カリキュラムは、まさにこれからの半導体産業が求める人材像と重なります。
学生の皆さんには、ぜひ「正解のある問題」を解くことにとどまらず、「何を解くべきか」を自ら定義する力をこの学びの場で培ってほしいと願っています。

インフィニオンは、産学連携を通じて、次世代の技術と人材を社会へとつなぐ取り組みを今後も積極的に進めてまいります。
本学科から、世界を舞台に活躍し、持続可能な社会の実現に貢献するエンジニアが数多く輩出されることを、心より期待しています。

インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社
代表取締役社長
神戸 肇

Q&A

A.

関⻄⼤学のシステム理⼯学部には、新学科を含めて5つの学科があります。どの学科も最先端の「ものづくり」「しくみづくり」に取り組みますが、アプローチはそれぞれ異なります。電気⾃動⾞を例に考えてみると、「機械⼯学科」では⾃動⾞そのものを作る知識と技術を学ぶことができます。「電気電⼦情報⼯学科」では、⾃動⾞を制御する駆動系や設計について学ぶことができます。それに対して、「グリーンエレクトロニクス⼯学科」では、AIによるブレーキなどの制御や⾞を省エネでコンパクトに設計する技術を学ぶことができます。

システム理工学部の5つの学科
  • グリーンエレクトロニクス工学科New
  • 電気電子情報工学科
  • 機械工学科
  • 数学科
  • 物理・応用物理学科
A.
  • ⼀般⼊試は2/2、2/5、2/7で3教科型(英語・数学・理科)で実施します。
  • 共通テスト利⽤⼊試は「併⽤」「前期」「後期」で実施します。

システム理⼯学部の他学科と制度は同じです。
また、⼀般⼊試では学科間の併願も可能です(第2志望学科まで届け出可)。

A.
電⼦機器の⼩型化、省電⼒化を実現し、
環境への負荷を抑える回路開発に挑む。
情報回路システム研究室 肥川 宏臣 教授

現在、私たちの⽣活に⽋かせないものとなっているスマートフォンやパソコン、家電製品や⾃動⾞といった電⼦機器の数々。それらの内部には、さまざまな機能を実現するための電⼦回路が組み込まれています。AⅠ技術やⅠoT技術などが急速に発展する中、その基盤となる技術である回路設計が担う役割は、ますます重要なものになっていくでしょう。世界的に注⽬を集めるこの分野で、新規性の⾼い回路を考えることが、現在の私の研究テーマの1つです。情報処理の⾼速化はもちろん、電⼦機器の⼩型化や低消費電⼒化にもつながれば、地球温暖化の抑制にも貢献できるはず。それは、情報システムのさらなる発展、ひいては経済全体の成⻑や持続可能な社会の実現に向けても必要不可⽋な技術になると考えています。

MOVIE

学科プロモーション動画
インタビュー動画(学科の学び)